サムエル (歌手)

サムエル

アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスで生を受け、スペイン系アメリカ人の父親と韓国人の母親を持つ。本名はサミュエル・アレドンド（Samuel Arredondo）、韓国名はキム・サムエル（김사무엘）。主に韓国を拠点に活動しており、2017年8月2日からは「サムエル」の活動名を使用している。

幼少期からダンスに親しみ、将来世界的なアーティストを輩出したダンススクールで研鑽を積むなど、ダンス漬けの日々を送る。やがて東方神起のパフォーマンスに感銘を受け、若くして韓国へ渡ることを決意。韓国ではPledisエンターテインメントに所属し、人気グループSEVENTEENの候補生として練習を重ねるも、当時の年齢がネックとなり、惜しくもデビューメンバーから外れることとなる。この経験は、後に自身が出演したオーディション番組で語られている。

Pledis退所後、韓国の著名なプロデューサーである勇敢な兄弟にその才能を見出され、Braveエンターテインメントへ移籍。2015年1月には、パンチという名でラッパーのワンと共にヒップホップユニット「1PUNCH」として音楽シーンに登場する。しかし、同年9月にはもう一人のメンバーであるワンが別の事務所へ移籍したことで、公式発表では解散を否定しつつも、事実上グループとしての活動は短期間で停止状態となった。

2017年、韓国の国民的オーディション番組『PRODUCE 101 シーズン2』に参加。幼い頃から培ってきた高いダンス・歌唱力とスター性で大きな注目を集め、多くの視聴者を魅了する。惜しくも最終順位は18位に留まり、期間限定グループWanna Oneのメンバー入りは実現しなかったが、番組出演によってその知名度を飛躍的に高めた。

番組終了直後の2017年8月、活動名を「サムエル」とし、満を持してソロアーティストとして新たな一歩を踏み出す。1stミニアルバム『SIXTEEN』をリリースし、HANTEOチャートデイリーランキング1位や複数の国・地域のiTunesチャートで上位にランクインするなど、好調なスタートを切った。同年11月には1stフルアルバム『EYE CANDY』を発表。日本へも活動の場を広げ、2017年12月に日本のポニーキャニオンとマネジメント契約を締結し、2018年2月に日本デビューシングル『SIXTEEN-Japanese Ver.-』をリリース。その後も精力的に韓国と日本で楽曲を発表し、韓国での単独コンサートや日本でのショーケースを開催するなど、ライブ活動も積極的に行った。

歌手活動に加え、多方面での才能も発揮。ウェブドラマ『復讐ノート2』で俳優に挑戦したほか、様々なテレビ番組でMCやゲストとして出演。また、日本のファッション誌『Popteen』の専属メンズモデルを務めるなど、モデルとしても活躍の幅を広げた。

2019年半ば、自身のSNSを通じて所属事務所からの独立と、自主的な活動を進める意思を表明。その後、本人や家族と事務所との間で活動に関する法的紛争が生じる期間が続いたが、その間も活動を継続。2021年には事務所を相手取った専属契約無効確認訴訟の第一審で勝訴し、翌2022年には元の所属事務所との契約紛争について合意が成立、円満な解決に至った。現在は独立したアーティストとして、今後のさらなる活躍が期待されている。

主なディスコグラフィー
韓国
ミニ・アルバム: 『SIXTEEN』(2017)、『ONE』(2018)、『TEENAGER』(リパッケージ, 2018)
アルバム: 『EYE CANDY』(2017)
シングル: 『WINTER NIGHT』(2018)
1PUNCH名義: 『The Anthem』(2015)
日本
シングル: 『SIXTEEN-Japanese Ver.-』(2018)、『Candy -Japanese Ver.-』(2018)、『ONE -Japanese Ver.-』(2019)

主な出演
テレビ番組: 『PRODUCE 101 シーズン2』、KNTV『Samuelの私生活』、Arirang TV『Pops in Seoul』(MC)、tvN『私の英語思春期 100時間』、JTBC『知ってるお兄さん』、他
ウェブドラマ: 『復讐ノート2』(2018)

受賞歴
第26回ソウル歌謡大賞 グローバルコラボレーションアワード(2017)
2017 Yahoo Asia Buzz Awards 年間最多検索韓国新人歌手賞(2017)
Dance war 優勝(2018)

外部リンク
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YouTubeチャンネル

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