サモンナイトグランテーゼ 滅びの剣と約束の騎士

サモンナイトグランテーゼ 滅びの剣と約束の騎士

『サモンナイトグランテーゼ 滅びの剣と約束の騎士』は、バンダイナムコゲームスが2010年3月11日に発売したPlayStation 2向けのアクションRPGです。この作品は、サモンナイトシリーズの10周年を記念して制作されたものであり、開発を手掛けるフライト・プランが関わった最後のタイトルとなっています。

概要

本作は、サモンナイトシリーズにおける外伝に分類され、独自の世界観とストーリーを持っていますが、従来のシリーズとの直接の繋がりはありません。また、キャラクターデザインはエナミカツミが担当しています。「ファンタジックアクションRPG」として位置づけられており、CEROレーティングは『B』に設定され、12歳以上のプレイヤーを対象としています。

最初に紹介されたのは2007年の『Vジャンプ』誌で、後に男性主人公ロストと女性主人公ミレットのビジュアルが発表されました。2009年12月に、詳細な情報が公開され、期待の高まる中でのリリースとなりました。

ゲームシステム

本作は、前作『サモンナイトエクステーゼ 夜明けの翼』と同様に、二人の主人公を交互に操作する形式を取っています。プレイヤーは、男性のロストまたは女性のミレットを選び、ダンジョンやフィールド内で敵と戦いながら物語を進めていきます。3D空間でのアクションが特徴的で、カメラは主人公の後ろから追尾し、要素としてはアナログスティックとボタンの操作が中心となっています。

武器に関しては、男性主人公が剣を、女性主人公が銃を使用します。各武器は異なる攻撃スタイルを持ち、プレイヤーは連打やボタン保持で特定の連続攻撃を繰り出すことが可能です。また、特殊攻撃やチャージ攻撃も用意されており、戦略的なバトルが展開されます。

戦闘中には、二人の主人公の「チェンジ」機能が利用できます。これにより、プレイヤーは自分のタイミングで主人公を交代でき、連続攻撃を維持しながら戦闘を進めることが可能です。このシステムによって、アクションがよりダイナミックで、戦略的なプレイが求められます。

クリア後の要素

本作では、クリアデータを続行することで、2周目以降のプレイが可能になり、アイテムの練成レシピの引き継ぎやモンスター図鑑のコンプリートなどが用意されています。さらに、マルチエンディングが採用されており、夜会話を通じて他のキャラクターとも交流が可能です。これにより、プレイヤーは異なるエンディングを体験することができますし、物語の深みも増します。

登場キャラクター

本作には、多彩なキャラクターが登場します。主なキャラクターであるロストは、ヒュムナス族の騎士で冷静な性格を持ち、記憶を失った状態で召喚されます。ミレットはヒュムナス族の神官長の娘で、彼女自身も一度魂の状態で彷徨っていた経験を持ちます。他にも、クスクス領の子供たちや紅翼の七騎士団など、多彩なキャラクターたちが物語に関与します。

結論

『サモンナイトグランテーゼ 滅びの剣と約束の騎士』は、操作性の高いアクションRPGであり、サモンナイトシリーズのファンにとって忘れられない作品となっています。シリーズの魅力を引き継ぎながら、新たな要素も加わった魅力的なタイトルです。

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