サラリーマン金太郎 (パチスロ)

サラリーマン金太郎について

『サラリーマン金太郎』は、2001年12月にロデオからリリースされたパチスロ機で、同名の漫画とコラボレーションがなされています。この機種は、AT機能「金太郎チャンス」（通称金チャン）を搭載しており、ビッグボーナスやレギュラーボーナスの連続発生が特徴です。しかし、射幸心を刺激する要素があったため、早期に検定が取り消されました。その後、出玉の上限を抑えた「サラリーマン金太郎S」という新たなバージョンが市場に登場しました。

機能と演出

このパチスロ機は、液晶画面を搭載しており、液晶内では漫画に登場するキャラクターたちが多彩な演出を繰り広げます。特に、金チャン中には小役の押し順ナビが行われます。このナビ機能は、プレイヤーが指定された押し順に従うことで、小役やシングルボーナスを成立させやすくする仕組みです。金チャンは、シングルボーナスの押し順ナビ回数（5・10・30・100回）を消化するまで継続し、その間にボーナスも抽選されます。このように、金チャンは連続性を持っており、ボーナスの終了後も引き続きチャンスが続くため、高い出玉を期待することができます。

出玉の期待感

製造元も「時速5000枚」というキャッチコピーで大々的に宣伝していたことから、多くのプレイヤーが一撃で1万枚の出玉を狙うことが可能だと考えていました。しかし、このような高いペースの出玉は、射幸心をあおる要因と見なされ、国の基準を満たさなかったことから、ほかの人気機種とともに強制的に撤去される事態となりました。

スペックと家庭用ゲーム

この機種は、プレイステーション2向けに発売された『実戦パチスロ必勝法!サラリーマン金太郎』や『実戦パチスロ必勝法!必勝法Selection』に収録されており、家庭用ゲームに移植される際には一部演出のグラフィックが修正されています。さらに、PlugIt!シリーズ用のパチスロTV専用カートリッジや、特装パックもリリースされています。

また、オンラインでプレイできる『777town.net』や、スマートフォン用のパチンコ・パチスロポータルサービス「モバ7」でもシミュレーターアプリが提供されており、手軽に楽しむことができます。

結論

『サラリーマン金太郎』は、魅力的なキャラクターと高出玉を売りにしたパチスロ機でありながら、射幸心を刺激しすぎるとの指摘を受け、検定取り消しという厳しい措置が取られました。プレイヤーにとっては、期待感のある遊戯体験を提供しましたが、その反面、規制の対象ともなった背景を持つことを忘れてはなりません。

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