サルマ・パラジュエロ

サルマ・セレステ・パラジュエロ・アインゴノ

サルマ・セレステ・パラジュエロ・アインゴノ（Salma Celeste Paralluelo Ayingono）は、2003年11月13日にスペインのアラゴン州サラゴサで誕生した女子サッカー選手です。彼女は現在、プリメーラ・ディビシオンに所属するFCバルセロナでフォワードとして活躍しています。また、スペイン代表としてもプレーしており、特に若手選手の中でも注目されています。

経歴

クラブキャリア

サルマは、15歳という早い年齢でサッカー界にデビューしました。当初は2部リーグのサラゴサCFFに所属しており、彼女の才能はすぐに目を引きました。2019-20シーズンの初めには、同じカテゴリーのビジャレアルに移籍。ビジャレアルでのプレー中、彼女は2021年4月に左膝の靱帯を断裂する大怪我を経験しましたが、数か月で回復し、強い精神力を示しました。

2022年には、UEFA欧州女子選手権に招集されましたが、残念ながら怪我のために参加を辞退せざるを得ませんでした。それでも、同年にはスペイン最多のタイトルを誇るFCバルセロナ・フェメニへの移籍を果たし、彼女の新たな挑戦が始まりました。FCバルセロナにおいては、FIFA U-20女子ワールドカップにて決勝でも得点を挙げ、チームを優勝に導くことに成功しました。さらに、UEFA女子チャンピオンズリーグとプリメーラ・ディビシオンでも制覇を達成し、彼女のキャリアは大きく飛躍しました。

代表キャリア

サルマは、世代別代表として数々の大会に出場し、特にUEFA U-17女子選手権やFIFA U-17女子ワールドカップ、FIFA U-20女子ワールドカップでの優勝経験を持っています。2022年11月11日、彼女はフル代表デビューを果たし、いきなりのハットトリックを達成。これにより、彼女はスペイン代表の未来を担う存在となりました。

また、2023年のFIFA女子ワールドカップでは、準々決勝でのオランダ戦において、途中出場から重要なゴールを決め、準決勝進出を果たす手助けをしました。このプレーが評価され、プレイヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれました。その後の準決勝でも先制点を決め、再びその名を轟かせました。

人物

サルマは、スペイン人の父と赤道ギニア人の母との間に生まれました。彼女にはサッカー選手の兄弟が二人おり、家族全体でスポーツに親しんでいます。彼女自身、元陸上選手であり、優れた身体能力を持つ選手で、ヨーロッパユースオリンピックフェスティバルで400mハードルとスウェーデンリレーの両方で金メダルを獲得した実績もあります。

タイトル

クラブ

• - FCバルセロナ

- UEFA女子チャンピオンズリーグ: 1回 (2022-23)
- プリメーラ・ディビシオン: 1回 (2022-23)
- スーペルコパ・デ・エスパーニャ・フェミニーナ: 2回 (2022-23、2023-24)

スペイン代表

• - FIFA女子ワールドカップ: 1回 (2023)
• - FIFA U-20女子ワールドカップ: 1回 (2022)
• - FIFA U-17女子ワールドカップ: 1回 (2018)
• - UEFA U-17女子選手権: 1回 (2018)

個人

• - FIFA女子ワールドカップ・最優秀若手選手賞: 1回 (2023)

サルマ・パラジュエロは、今後の女子サッカー界でさらなる活躍が期待される選手であり、彼女のプレーには多くのファンが注目しています。

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