サングローズ

Coccoの4枚目のアルバム『サングローズ』は、2001年4月18日にSPEEDSTAR RECORDSからリリースされました。本作は、Cocco名義での音楽活動を2006年まで休止する直前に発表された作品としても知られています。

アルバムタイトルは、沖縄の伝統工芸品である「珊瑚細工のバラ」に由来しています。これは、Coccoのルーツである沖縄への想いが込められていると考えられます。また、「潮に焦がれて咲いた花」という印象的なキャッチコピーは、アルバム全体のテーマや世界観を象徴していると言えるでしょう。

サウンド面では、これまで同様にCoccoの独特な歌声と、ロック、ポップ、民族音楽など多様なジャンルを融合させた音楽性が特徴です。しかし、本作ではより実験的なアプローチも見られ、Coccoの新たな一面を垣間見ることができます。

アルバムには、以下のミュージシャンが参加しています。

向山テツ：Drums (#1.2.3.4.7.9.10.12)
根岸孝旨：Electric Bass (#1.2.3.4.7.9.10.12), Electric Guitar (#2.3.5.7.10.12.13), Acoustic Guitar (#3.7.8.10.13), Guitars (#4), Mandolin (#6), Tambourine (#12), Gran Cassa (#13), Chorus (#4.9.10.11)
長田進：Electric Guitar (#1.2.3.7.9.12), Acoustic Guitar (#1), Chorus (#9)
柴田俊文：Keyboards (#1.4.7.9.10.13), Piano (#11.12)
梅崎俊春：Programming (#1.3.4.5.7.9.10.12.13)
堀越信泰：Guitars (#4), Electric Guitar (#10)
テーラー：Percussion (#4)
村山達哉ストリングス：Strings (#5.1)
姫：Candy Bottle Cap (#6)
朝川朋之：Harp (#9)
葱々・骨々：Glassharp (#9)
寺々：Chorus (#9)
白井良明：Electric Guitar (#10)
武藤祐生：Violin (#10)
* 大石真理恵：Snare & Cymbal (#13)

『サングローズ』は、Coccoの音楽活動における重要なターニングポイントとなった作品であり、彼女の芸術性を深く理解するための必聴アルバムと言えるでしょう。休止前最後の作品として、Coccoの情熱と創造性が凝縮された一枚です。

SPEEDSTAR RECORDS DISCOGRAPHY 「サングローズ」

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