サンダークラッカー

サンダークラッカー (Thundercracker)

概要

サンダークラッカーは、ハスブロとタカラトミーが展開するロボット玩具シリーズ「トランスフォーマー」のキャラクターであり、その登場は1980年代のG1（第1世代）から始まります。サンダークラッカーはデストロンの航空兵で、主にひとりの戦士として様々な戦闘に関与しています。

G1におけるサンダークラッカー

サンダークラッカーは、アニメシリーズ「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」の第1話「地球への道」で初登場しました。彼の声は英語版ではジョン・スティーブンソンが担当し、日本語版では島香裕が声をあてました。パイロット版では、彼がデストロンのリーダーとされていたこともあります。

特徴と性格

サンダークラッカーは、航空部隊の一員であり、セイバートロン星では三角錐型の戦闘機に変形していましたが、地球ではF-15に変形します。彼の外見は水色とグレーのボディカラーが特徴です。サンダークラッカーの武器には、両腕に装備された火炎放射器や二連砲、空輸用のアンカーがあり、多彩な攻撃方法を持っています。性格は卑屈で事勿れ主義ながら、他のメンバーに比べて温厚で仲間のトラブルを仲裁することもあります。上官であるスタースクリームに対して不満を抱きつつも、メガトロンの下では安定感を感じています。しかし、他のデストロンの主義には疑問を持っている一面もあります。

活躍

サンダークラッカーは、シーズン1ではスタースクリームやスカイワープと共に空中戦に出撃していましたが、シーズン2では新たな航空戦力の追加により、出番は少なくなりました。彼はスタースクリームとしばしば反発し合いながらも、共にサイバトロンの秘密工場の破壊などの任務に挑みます。『ザ・ムービー』では負傷し、宇宙へ放逐されますが、その後ユニクロンによって新たな姿に作り変えられるという運命を辿ります。

玩具の展開

サンダークラッカーの初期の玩具は「ダイアクロン・ジェット機ロボアクロバットタイプ」で、1985年に「トランスフォーマー」として発売されました。玩具のデザインはアニメとは異なり、濃い青と黒のカラーリングを持っています。その後も様々なバリエーションが展開され、2001年にはコレクターズエディションとして復刻されました。

その他のシリーズ

サンダークラッカーは、後の「マシンウォーズ」や「ロボットマスターズ」、さらに「ギャラクシーフォース」などのシリーズにも登場します。特に「ギャラクシーフォース」ではデザインが大きく異なり、好戦的な性格を持つキャラクターとして描かれています。

実写映画版

実写映画版の世界ではサンダークラッカーは画面には登場しませんが、一部玩具においてはスタースクリームの仕様変更品として発売されています。これに伴い、G1のデザインコンセプトに基づいたカラーリングの玩具が展開されました。

まとめ

サンダークラッカーは、トランスフォーマーシリーズの中でも特に人気の高いキャラクターの一人であり、その多様な姿と性格は多くのファンに愛されています。時代を超えて進化し続ける彼の活躍は、今後も多くの媒体で見られることでしょう。

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