『サンドゥ、学校へ行こう!』は、2003年に
韓国放送公社(KBS)で放送された連続テレビドラマです。イ・ギョンヒ脚本、イ・ヒョンミン演出で、
コン・ヒョジンとピ(RAIN)が主演を務めた恋愛ドラマとして人気を博しました。
放送情報
放送局:
韓国放送公社 (KBS2)
放送期間: 2003年9月15日~2003年11月4日
放送時間: 毎週月・火曜日 21:50~ (約60分)
放送回数: 全16回
あらすじ
主人公サンドゥは、幼い頃に両親を事故で亡くし、叔父に引き取られます。初恋の相手であるウンファンとは高校時代に心を通わせますが、彼女と母親が借金のために夜逃げ。サンドゥはウンファンのために取った行動がきっかけで前科を背負い、養父母との縁も切れてしまいます。
少年院を出所後、サンドゥはセラという女性と出会い、彼女が産んだ子ボリを自分の娘と思い込まされます。ボリの治療費を稼ぐため、サンドゥはいわゆる「ツバメ」として生計を立てていました。
ある日、サンドゥは高校教師として働くウンファンと再会します。ウンファンに近づくため、サンドゥは彼女が勤務する高校の守衛として働き始めますが、やがて解雇。その後、生徒として高校に再び入学します。一方、ウンファンには恋人の医師がおり、その医師はボリの主治医でもありました。
登場人物
チェ・ウンファン (演: コン・ヒョジン):
太山高校の教師で、サンドゥの初恋の相手。ミンソクと交際している。
チャ・サンドゥ (演: ピ):
ウンファンの働く太山高校の守衛となる。後に高校生として復学。ボリの養父であり、ウンファンのことを一途に想っている。
カン・ミンソク (演: イ・ドンゴン):
ウンファンの恋人。ボリの主治医でもある。
ハン・セラ (演: ホン・スヒョン):
ボリの実母。過去を隠して生きている。
チャ・ボリ (演: ソン・ミンジュ):
サンドゥが養育している娘。実際はセラの子。
チャ・マンドゥ (演: イ・ヨンハ):
サンドゥの叔父であり、育ての親。
コン・シムラン (演: チョン・エリ):
ウンファンの継母。セラの実母。
チェ・ジファン (演: ヨ・スンヒョク):
ウンファンの弟で、太山高校の生徒。
ユン・ヒソ (演: チョン・ヘビン):
太山高校の生徒。
ソン・ジョンドゥ (演: シン・グ):
太山高校の校長。
ピの演技
当時人気歌手だったピは、本作が初の主演ドラマでした。以前にはシットコム『オレンジ』に出演経験があったものの、本作での演技が高く評価され、2003年の
KBS演技大賞で新人賞を受賞しました。
その他
ドラマは、初恋、家族、過去の傷、そして現代社会における様々な問題を描き出し、多くの視聴者の心を掴みました。ピと
コン・ヒョジンの演技はもちろんのこと、イ・ギョンヒの脚本とイ・ヒョンミンの演出が光る作品として、今もなお語り継がれています。