サンドウィッチマンのどうぶつ園飼育員さんプレゼン合戦 ZOO-1グランプリ

サンドウィッチマンのどうぶつ園飼育員さんプレゼン合戦 ZOO-1グランプリ

『サンドウィッチマンのどうぶつ園飼育員さんプレゼン合戦 ZOO-1グランプリ』（サンドウィッチマンのどうぶつえんしいくいんさんプレゼンがっせん ズーワングランプリ）は、日本の動物・教養バラエティ番組です。人気お笑いコンビ、サンドウィッチマンの冠番組として、CBCテレビとTBSテレビの共同制作により、TBS系列で全国放送されました。

番組のルーツは、2020年9月から不定期に3回放送されたパイロット版にあります。視聴者からの好評を受け、2022年4月26日よりレギュラー放送がスタート。毎週火曜日の19:00から20:00（JST）というゴールデンタイムに進出し、2023年2月28日まで放送が続けられました。

概要

この番組の最大の特徴は、全国各地の動物園で実際に動物たちの世話をしている飼育員さんたちが主役となる点です。毎回、特定のテーマが設けられ、それに沿って各園の飼育員が、担当する動物たちの知られざる生態や驚きの能力、あるいは心温まるエピソードなどを、愛情たっぷりにプレゼンテーションします。動物園ごとのユニークな取り組みや、そこで働く職員の方々への取材も交えながら、動物たちの多様な魅力が紹介されました。

番組のクライマックスは「グランプリ」の決定です。各部門で繰り広げられたプレゼンに対し、出演者や専門家による審査が行われますが、最終的なグランプリは、なんと他の動物園の飼育員さんたちの投票によって選ばれる仕組みでした。文字通り「飼育員の、飼育員による、飼育員のための」頂上決定戦であり、飼育員ならではの専門的な視点と愛情が審査基準となる点が、他の動物番組にはないユニークさでした。

この番組のレギュラー化は、CBCテレビにとっては画期的な出来事でした。同局が制作する全国ネット番組が、TBS系列のゴールデンタイムで放送されるのは、実に28年ぶりのことだったのです。そのため、放送開始前から大きな注目を集めました。また、同じ火曜19時台には、中京テレビ制作・日本テレビ系列の人気番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』が放送されており、奇しくも名古屋を拠点とするテレビ局同士の視聴率争い、いわゆる「名古屋対決」としても話題となりました。

出演者

番組を進行するMCは、サンドウィッチマン（伊達みきお、富澤たけし）。彼らの温かくユーモラスな視点が、飼育員さんたちの緊張を和らげ、動物たちの魅力を引き出しました。アシスタントは雨宮萌果が務めました。各地への取材を行うレポーターとしては、パイロット版から東京ホテイソンやティモンディが出演。レギュラー版初回にはロングコートダディも登場しました。また、番組に臨場感を与えるナレーションは、菊地ゆうみや松岡禎丞、中村悠一といった声優陣、そしてCBCテレビアナウンサーの吉岡直子が担当しました。

MC
サンドウィッチマン（伊達みきお、富澤たけし）
アシスタント
雨宮萌果
レポーター
東京ホテイソン（パイロット版2回目以降）
ティモンディ（パイロット版3回目）
ロングコートダディ（レギュラー版初回）
声の出演
菊地ゆうみ（パイロット版1回目 - 3回目）
松岡禎丞（パイロット版3回目）
吉岡直子（CBCテレビアナウンサー、パイロット版3回目）
中村悠一（レギュラー版初回以降）

スタッフ・制作体制

番組制作には、多くのスタッフが関わりました。レギュラー版の総合演出は壁谷公章（CBCクリエイション）が務め、プロデューサーは萩原雄太、柴田知宏、横山公典（いずれもCBCテレビ）らが担当しました。制作協力としては、CBCクリエイション、74がレギュラーで携わったほか、K-max、テイクシステムズ、D-PORTなどが週替わりで参加。技術協力はTBS ACTやCBCDTecが行うなど、CBCテレビとTBSテレビの共同制作ならではの体制が敷かれていました。

関連項目

バナナサンド
* 本番組の直後、火曜20時台に放送されていたTBSテレビ制作のトークバラエティ番組。こちらもサンドウィッチマンがレギュラー出演しており、火曜夜のTBS系列ゴールデンタイムにおけるサンドウィッチマン出演番組が連続する形となっていました。

『サンドウィッチマンのどうぶつ園飼育員さんプレゼン合戦 ZOO-1グランプリ』は、飼育員さんたちの情熱と動物たちの魅力を通して、視聴者に学びと感動を提供した番組でした。

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