サンヒルズ町田山崎の概要
サンヒルズ町田山崎(サンヒルズまちだやまざき)は、
東京都町田市に位置する中層分譲マンションです。管理はサンヒルズ山崎自主管理組合によって行われています。住居表示としては、
東京都町田市山崎1丁目にあり、近隣には
町田市木曽西5丁目が、西側にあり、また東側にはUR町田山崎団地の2街区と3街区が隣接しています。南側にはJKK東京町田
木曽住宅イ街区が存在し、周囲には団地いちょう通りがあります。
サンヒルズ町田山崎は、同区画内に3棟の10階建てマンションが建設されており、総戸数は305戸に及びます。このマンションの建設は、1968年から1969年にかけて行われた町田山崎団地の造成に伴って始まりました。当初、5階建ての集合住宅が9棟建設され、それが団地の1街区に編入されました。
1989年の初めには住民から建替えの要望が上がり、1992年には正式に建替えが決議されましたが、URとの交渉は難航しました。最終的に2009年、町田山崎住宅マンション建替組合が設立され、自主建替が選択されました。これにより、9棟の5階建て集合住宅は3棟の10階建て中層マンションに集約され、余った土地は戸建住宅や商業施設へと転用されました。
新たに完成したマンションは「サンヒルズ町田山崎」と名付けられ、町田山崎団地からは独立した扱いとなり、その管理もURからサンヒルズ町田山崎自主管理組合に移行しました。これにより、2021年現在、隣接する町田山崎団地とは別地区として扱われています。また、町田山崎団地の区割は変更されず、現在は新たに1街区は存在しない状態です。
かつては1街区を通しての行き来が容易でしたが、サンヒルズの建替え後は歩行者通路が分断され、現在は団地いちょう通りを経由して迂回する形になりました。これにより、地域のつながりにも影響が出ている状況です。
近隣の町田山崎団地や
木曽住宅、境川住宅、町田
木曽住宅などは、建て替えられることなく人口が減少し、空き部屋が増えてきています。しかし、サンヒルズ町田山崎は現在、空室がなく入居希望者もいるなど、異なる状況にあります。
全国には同年代に建設された集合住宅が多く存在しますが、それらのほとんどは建替えの時期が迫っています。しかし、実際にはその進展はなかなか難しいのが現状です。そうした中で、サンヒルズの自主建替えは成功を収め、業界からの注目を集めています。この成功は、今後の建替え活動を刺激する可能性があり、地域の再生へと繋がる期待が寄せられています。
主な施設
- - 公園: 山崎みどりの原公園
- - 学校: 町田市立山崎保育園
外部リンク
サンヒルズ町田山崎 - 自社開発プロジェクト | 東日本住宅 UR(公団)・公社マンションサイト