サン・クロレラクラシック

サン・クロレラ クラシックは、2000年から2012年まで日本ゴルフツアー機構（JGTO）公認の男子プロゴルフトーナメントとして開催されました。毎年7月最終週から8月第1週にかけて、北海道小樽市の小樽カントリー倶楽部を舞台に、熱戦が繰り広げられました。

大会の歴史

この大会は、北海道放送（HBC）が主催し、サン・クロレラが特別協賛していました。前身となる大会は、同じく北海道放送が主催し、東急グループの特別協賛で「札幌とうきゅうオープンゴルフトーナメント」として1998年まで開催されていました。東急グループがスポンサーから撤退後、北海道放送は新たなスポンサーを探し、サン・クロレラがそれに応じたことで、大会が継続されることになりました。

しかし、サン・クロレラが2012年大会をもって特別協賛から撤退したため、新たなスポンサーを探す必要が生じました。その努力も実らず、大会は幕を閉じることとなりました。2012年時点での賞金総額は1億5000万円、優勝賞金は3000万円でした。

テレビ放送

テレビ中継は、北海道放送を制作局として、TBS系列で放送されました。2007年までは、全国ネットの中継の実況はTBSのアナウンサーが担当していました。前身の「札幌とうきゅうオープンゴルフトーナメント」でも同様でした（一部年度を除く）。北海道ローカルで放送される予選ラウンドについては、HBCのアナウンサーが実況を担当していました。しかし、2008年以降は予選・決勝ラウンドともにHBCのアナウンサーが実況を務めるようになりました。

HBCでは、2008年より本大会の前週に開催される『長嶋茂雄招待セガサミー杯』も中継することになり、2週続けて男子プロゴルフツアー大会を中継していました。

また、CS放送のGAORAでも、時差放送で4日間の模様が中継されていました。2009年の第10回大会では、最終日の関東地区での視聴率が13.9%を記録し、同日のTBSの番組中では『サンデーモーニング』に次いで高い視聴率を記録しました。

大会中の出来事

第10回（2009年）大会最終日の18番ホールでは、優勝争いをしていた石川遼選手と同組のジョーンズ選手がバーディーパットを外した際、一部のギャラリーが拍手をするというマナー違反が発生しました。この行為は、グリーン上に重い空気を生み出し、観客のマナー低下が問題視される出来事となりました。石川選手もこの件について苦言を呈しています。

中継では、HBCが自社保有のテロップ機材を使用するため、同日に北海道日本ハムファイターズ戦をHBCが中継する場合は、主催球団制作映像のテロップで代用していました。例えば、2012年の対オリックス・バファローズ戦のビジターゲームでは、京セラドーム大阪場内映像と同じオリックス球団公式映像のテロップが使用されました。

外部リンク

サン・クロレラによるサイト'>サン・クロレラ クラシック
北海道放送によるサイト'>サン・クロレラ クラシック2012

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