サードステージ

サードステージとは

サードステージは、株式会社コーエーが開発した競馬シミュレーションゲーム『ウイニングポスト』シリーズに登場する架空の競走馬であり、その中でも特に注目されるスーパーホースです。彼の名前の由来は、初代『ウイニングポスト』の開発チームが劇団「第三舞台」のファンであったことに基づいています。サードステージは、同シリーズを代表する存在として、ゲーム内で特別な地位を築いています。

基本情報と能力

サードステージは、全てのシリーズ作品において父がトウカイテイオーという血統を持っています。シリーズの初期作品では、サードステージが登場する時点で、トウカイテイオーは父・シンボリルドルフから続く三代にわたり東京優駿（いわゆる日本ダービー）の優勝を果たすことで有名です。このことは、サードステージがゲーム開始初期の時点で非常に強力な競走馬として設定されていることを意味します。

また、シリーズの中には、彼がすでに達成した競走実績を持つものとそうでないものがありますが、どの作品でも彼の能力は非常に高く設定されています。特に初代『ウイニングポスト』では、他の強力なスーパーホース、ユーエスエスケープとの競争が展開されます。

サードステージとその血統

シリーズの2作目『ウイニングポスト2』では、サードステージから派生する仔馬や孫馬が存在し、ウインドバレーやラストステージ、さらには自身の名を冠した『ウイニングポスト』まで、血統が受け継がれることが設計されています。母馬は初期作品ではスカーレットリボンやスカーレットブーケとして設定されていましたが、以降の作品ではファレノプシスに変更されました。

出場とライバル関係

サードステージは、シリーズのほぼ全ての作品に登場し、『ウイニングポスト6』まではプレイ開始から数年間にわたって最強のライバルとして君臨します。ただし、『ウイニングポスト7』と無印『8』では、彼は歴史的な競走馬と同じ扱いとなり、そのためにゲーム内のストーリーが調整されることがあります。具体的には、シリーズ内の時間経過を調整することで、プレイヤーが条件を満たすことでサードステージを取得できるようにしています。

サードステージのストーリーは、シリーズごとに異なる展開を見せることがあります。例えば、トウカイテイオーが2013年に逝去した後、彼の存在は作品によって調整されるようになり、未来シナリオではサードステージはスーパーホースから引退した種牡馬として登場しています。

マルチメディアの影響

また、サードステージはゲーム界域を超え、漫画などのメディアにも影響を与えています。漫画家のゆうきまさみは、競馬ゲーム『ウイニングポスト』を楽しんでいた時期があり、漫画版『機動警察パトレイバー』の最終話においてキャラクターがサードステージに言及するシーンが存在します。

このように、サードステージは『ウイニングポスト』シリーズ内での影響力や他のメディアでの参照があり、競馬ファンだけでなくゲーム愛好家にとってのアイコン的存在となっています。彼の存在は、競馬シミュレーションゲームの歴史において重要な役割を果たしています。

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