サーフズ・アップ (映画)

映画『サーフズ・アップ』のご紹介

『サーフズ・アップ』（原題：Surf's Up）は、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションが手掛けた長編アニメーションで、同社によるフルCGアニメーションの第２作目です。2007年に公開され、アカデミー賞の長編アニメ映画賞にノミネートされたことでも知られています。日本では、日比谷スカラ座を除き、ほとんどの劇場が吹き替え版で上映されました。2008年6月25日には、DVDとブルーレイの発売も行われました。

あらすじ

物語は南極のシバレルタウンから始まります。主人公のコディは、幼少期に憧れを抱いた伝説のサーファー、ビッグZ（ジー）に心を奪われ、氷の板を使って独自にサーフィンを学び続けていました。そんな彼に突如、サーフィンのスカウトが現れ、ペングーアイランドで開催される世界大会への参加を勧めます。

最初は興奮を隠せなかったコディですが、大会前の挑戦で、9連覇のチャンピオン・タンクにあえなく敗北します。この逆境の中で、コディはライフガードのラニと出会い、一目惚れします。しかし、人生の厳しさに打ちひしがれる彼は、その後、元サーファーで落ちぶれたギークと出会います。最初は互いに波長が合わなかった二人ですが、交流を重ねるうちに、互いに影響を与え合い、成長していく様子が描かれます。

大会本番が近づくにつれ、コディは再びタンクに挑む決意を固め、困難な修行の末、彼の集大成となるべくサーフィンに臨む姿が見どころとなっています。

登場人物

• - コディ: 主人公で、サーフィンの長い伝統と憧れの中で成長していく若者。声は小栗旬が担当。
• - ラニ: コディが一目惚れするライフガード。声は山田優が担当している。ちなみに、彼らは映画公開から5年後に結婚しました。
• - ギーク: かつてのサーフィン界のスターで、今は落ちぶれた元サーファー。コディとの出会いを通じて再生していく。
• - タンク: 9連覇のチャンピオンで、コディの強力なライバル。

トリビア

この映画では、プロサーファーのロブ・マチャドとケリー・スレーターが、リアルな波の作成に寄与しました。その結果、サーフィンシーンはリアルさを体現し、彼ら自身も非常に評価しています。さらに、彼らは同名のレポーターとして、スポーツ・コメンテーターのサル・マサケラと共に声を担当しています。

また、映画の上映時には、短編CGアニメ『チャブチャブズのクリスマス・プレゼント』が併映され、DVD、ブルーレイの特典映像にも収められています。

『サーフズ・アップ』は、サーフィンの魅力や友情、成長の大切さを描いた心温まる作品です。

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