ザ・カルチャータイム

ザ・カルチャータイム

『ザ・カルチャータイム』は、フジテレビ制作のバラエティ番組『めちゃ²イケてるッ!』内に登場するユニークなコーナーです。このコーナーでは、矢部浩之が演じるキャラクター、Mr.ヤベッチが主要な役割を果たし、流行語やトレンドに対する珍妙な反応が視聴者を楽しませました。

コーナーの概要

Mr.ヤベッチは、ニューヨーク在住の資産家という設定で登場します。彼は岡村隆史やアシスタントから出題される流行語に対し、奇抜で意外な返答を繰り出すことで知られています。例えば、アーティストの「アンディ・ウォーホル」を間違えて「アンディ・フグ」と答えてしまうなど、流行に無関心なキャラクターを通じて笑いを生む構成が特徴的です。このユニークなキャラクター設定が、長い間人気を集める理由となりました。

コーナーのBGMには、BLACK BOTTOM BRASS BANDの「Hard Work for Blow Job」が使われ、雰囲気を盛り上げています。また、初期のアシスタントは杉浦広子（現在の高木広子）アナウンサーでしたが、彼女が退職した後は三田友梨佳アナウンサーが担当するようになりました。

進行の流れ

コーナーは、タイトルコールの後、ニュース番組風のスタジオからスタートします。岡村とアシスタントがニュースキャスターの服装で挨拶をし、中継でMr.ヤベッチへと繋がります。Mr.ヤベッチは軽妙なトークやコントを交えながらあいさつし、その後アシスタントが流行語を提示。彼はそれについての解説を行い、岡村やアシスタントが質問を挟みながら進行するパターンです。

Mr.ヤベッチが話を締めくくると、岡村はデスクに設置されたボタンを強く押し、「ハイありがとうございました！」と中継を早めに切り上げてしまいます。その後、岡村とアシスタントはそれに対する感想を述べ、エンディングへ進みます。

興味深い点は、Mr.ヤベッチのセットとニュース風のセットが異なるスタジオで撮影されていないため、中継が切れた後も声がスタジオに響いてくることがあるだとか。そのため、時折中継が再開されることもあり、視聴者には驚きの展開が提供されていました。

特別企画

2018年には『72時間ホンネの旅』でMr.ヤベッチが復活し、視聴者に懐かしさと新たな楽しみを提供しました。

Mr.カトッチの登場

特に印象的なのは、1999年6月12日の放送回で、ナインティナインのメンバーが不在だったため、代わりに加藤浩次がMr.カトッチとして登場した回です。山本圭一と光浦靖子が司会を務め、加藤は突飛な回答や当時の恋人に関する暴露トークを披露しました。しかし、内容は際どいために強制終了される羽目になりました。なお、Mr.カトッチの設定はMr.ヤベッチの映画を見学中というものでした。

このように、『ザ・カルチャータイム』は多様なキャラクターとユーモアたっぷりのコンセプトに支えられた、視聴者に愛され続けるコーナーです。

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