ザ・ダンディ・ウォーホルズ

ザ・ダンディ・ウォーホルズ (The Dandy Warhols)

ザ・ダンディ・ウォーホルズは、1994年にアメリカ合衆国オレゴン州ポートランドで結成されたオルタナティブ・ロックバンドです。その独特な音楽性と、洗練されたファッションセンスで、世界中の音楽ファンを魅了し続けています。

メンバー

コートニー・テイラー・テイラー (Courtney Taylor-Taylor) ：ヴォーカル、ギター、キーボード (1994年～)
ピーター・ホルムストローム (Peter Holmström) ：ギター (1994年～)
ジア・マッケイブ (Zia McCabe) ：キーボード、ベース、ヴォーカル、ハーモニカ (1994年～)
ブレント・デボア (Brent DeBoer)：ドラム、ヴォーカル (1998年～)

旧メンバー

エリック・ヘドフォード (Eric Hedford)：ドラム (1994年～1998年)

来歴

1994年、コートニー・テイラー・テイラーとピーター・ホルムストロームを中心にバンドは結成されました。その後、エリック・ヘドフォードとジア・マッケイブが加入し、ポートランドのバーを中心に活動をスタート。初期から、その音楽性は注目を集めました。

1995年、1stアルバム『ダンディズ・ルール・オーケー -Dandys Rules OK-』をリリース。インディーズながら、キャピトル・レコードの目に留まり、メジャー契約を獲得。

1997年には、2ndアルバム『...ザ・ダンディ・ウォーホルズ・カム・ダウン -...The Dandy Warhols Come Down-』を発表。しかし、商業的な成功には至りませんでした。

1998年、ドラム担当のエリック・ヘドフォードが脱退。後任として、コートニー・テイラー・テイラーのいとこであるブレント・デボアが加入し、現在のラインナップが完成しました。

2000年、3rdアルバム『アーバン・ボヘミア～十三の物語 -Thirteen Tales from Urban Bohemia』をリリース。このアルバムに収録されたシングル『ボヘミアン・ライク・ユー (Bohemian Like You)』が、大手携帯会社のCMに起用され、世界的な大ヒットとなりました。これにより、バンドは一躍有名になり、商業的な成功を収めました。また、この年のグラストンベリー・フェスティバル出演をきっかけにデヴィッド・ボウイに見出され、以降交流を深めます。

2003年には、デュラン・デュランのニック・ローズをプロデューサーに迎え、4thアルバム『モンキー・ハウスへようこそ -Welcome to the Monkey House-』をリリース。シングルカットされた『ウィー・ユーズド・トゥ・ビー・フレンズ (We Used to Be Friends)』は、人気テレビドラマの主題歌に起用され、バンドの代表曲となりました。

2004年には、ブライアン・ジョーンズタウン・マサカーとのドキュメンタリー映画『Dig!』に出演。サンダンス映画祭でドキュメンタリー部門の審査員グランプリを受賞し、話題を呼びました。

その後も、コンスタントにアルバムをリリースし、独自の音楽性を追求し続けています。

2007年には、自主レーベルを設立し、より自由な音楽活動を展開。2009年には、幻となっていた4thアルバムのオリジナルミックス盤をリリースするなど、話題を集めました。

ディスコグラフィー

ダンディズ・ルール・オーケー - Dandys Rule OK (1995)
...ザ・ダンディ・ウォーホルズ・カム・ダウン - ...The Dandy Warhols Come Down (1997)
アーバン・ボヘミア～十三の物語 - Thirteen Tales from Urban Bohemia (2000)
モンキー・ハウスへようこそ - Welcome to the Monkeyhouse (2003)
ザ・ブラック・アルバム／カム・オン・フィール・ザ・ダンディ・ウォーホルズ - The Black Album/Come On Feel The Dandy Warhols (2004)
オディトリウム・オア・ウォーローズ・オブ・マーズ - Odditorium or Warlords of Mars (2005)
...アース・トゥ・ザ・ダンディ・ウォーホルズ... - ...Earth to the Dandy Warhols... (2008)
The Dandy Warhols Are Sound (2009)
This Machine (2012)
Distortland (2016)
Why You So Crazy (2019)
* Tafelmuzik Means More When You're Alone (2020)

ザ・ダンディ・ウォーホルズは、常に変化を恐れず、新しい音楽の可能性を追求し続けるバンドです。彼らの今後の活躍から目が離せません。

もう一度検索