ザ・ナショナル

ザ・ナショナル - バンドプロフィール

ザ・ナショナル（The National）は、アメリカのインディー・ロックバンドであり、1999年にオハイオ州シンシナティで設立され、現在はニューヨークのブルックリンを拠点に活動しています。彼らは独自の音楽スタイルと深い歌詞で知られており、その成功は多くのアルバムに裏付けられています。

音楽キャリアの歩み

彼らのキャリアの大きな転機となったのは、2007年にリリースされた4thアルバム『Boxer』です。このアルバムは、バンドの知名度を飛躍的に向上させ、全米68位を記録しました。続いて2010年に発表された5thアルバム『High Violet』は、全米で3位、全英で5位を達成し、インディーシーンでの地位を不動のものとしました。

その後、2013年には6thアルバム『トラブル・ウィル・ファインド・ミー』をリリースし、アメリカでの初週販売枚数75,000枚を記録し、ビルボード200チャートでの3位も獲得しました。このアルバムは第56回グラミー賞のオルタナティヴ・ミュージック・アルバム部門にノミネートされるなど、彼らの音楽的影響力の証明ともなりました。

さらに、2016年には、映画『レヴェナント 蘇えりし者』のサウンドトラックをドイツのアーティストカーステン・ニコライや日本の坂本龍一と共作し、そのクリエイティビティが高く評価されました。7thアルバム『スリープ・ウェル・ビースト』は2017年にリリースされ、再度グラミー賞にノミネートされます。最終的に、2019年には8thアルバム『I Am Easy to Find』が発表され、洗練された音楽スタイルをさらに進化させていきました。

メンバー構成

ザ・ナショナルは、5人のメンバーで構成されています。フロントマンのマット・バーニンガーは、バンドの深い歌詞や雰囲気を形作る中心的な存在です。彼はまた、サイドプロジェクト「EL VY」としても活動しています。ギターとキーボードを担当するアーロン・デスナー、また彼の双子の兄であるブライス・デスナーは、音楽の幅を広げる協力者としても知られています。さらに、スコット・デヴェンドーフとブライアン・デヴェンドーフの兄弟は、それぞれベースとドラムを担当し、バンドのリズムセクションを支えています。

ディスコグラフィ

• - アルバム

1. The National (2001年)
2. Sad Songs for Dirty Lovers (2003年)
3. Alligator (2005年)
4. Boxer (2007年)
5. High Violet (2010年)
6. Trouble Will Find Me (2013年)
7. Sleep Well Beast (2017年)
8. I Am Easy to Find (2019年)

• - EP

- Cherry Tree (2004年)
- The Virginia (2008年)

ライブ活動

ザ・ナショナルは、これまで多くの来日公演を行っています。特に2011年の東京公演や、2014年のホステス・クラブ・ウィークエンダーに参加した際には、日本のファンへの強い印象を残しました。彼らのライブパフォーマンスは、観客との一体感が感じられる素晴らしい体験を提供しています。

結論

ザ・ナショナルは、その独特な音楽スタイルと深い詩的表現によって、世界中のリスナーから愛されているインディー・ロックバンドです。これまでのキャリアを通じて、多くの名曲とアルバムを生み出し続けており、今後の活動にも期待が寄せられています。

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