シェフにおまかせ!

シェフにおまかせ!

『シェフにおまかせ!』は、1981年7月2日から1983年12月29日までの間、毎日放送（MBSテレビ）で放送されたグルメバラエティ番組です。この番組は大阪ガスの一社提供であり、毎週木曜日の19:00から19:30までの放送でした。

番組の概要

番組は「食」をテーマに構成されており、浜村淳が司会を務めていました。内容は主に3つのパートに分かれており、まず最初の部分では食生活に関する雑学やちょっとした知識を提供する「一口メモ」が行われました。これにより、視聴者は食に関する理解を深めるとともに、楽しく学ぶことができる工夫がされていました。

次のパートでは、食品の生産地や各地の飲食店への取材が行われ、視聴者はその地域ならではの料理や食材に触れることができました。このリポートは、食と文化のつながりを強調するものであり、実際の店舗を訪れることで、臨場感あふれる情報が提供されました。地域の料理人や食材の生産者とのインタビューもあり、その魅力を余すことなく伝えていたのです。

最後のパートでは、番組のメインであるクイズトークコーナーが展開されました。このコーナーは、笑福亭鶴瓶と馬場章夫がそれぞれ率いる「鶴瓶チーム」と「馬場チーム」による対抗形式で進められました。クイズは食に関するテーマを中心に出題され、彼らの機智に富んだやり取りやユーモアが視聴者を楽しませました。

出演者

番組の司会は浜村淳が担当し、彼の軽快な語り口と温かみのあるキャラクターが番組の雰囲気を盛り上げていました。レギュラー出演者には、笑福亭鶴瓶と馬場章夫に加え、板東英二や桂べかこ（現・3代目桂南光）も加わり、彼らの個性的なキャラクターが番組に彩りを添えていました。特に笑福亭鶴瓶は、前番組「かんさい珍版・瓦版」から続投し、その後も「鶴瓶のグルグルぐるめ」や「ザ・パーティー鶴瓶です」といった他の番組でも司会を務めており、約10年間にわたって大阪ガスが提供するこの枠での出演を続けたことで、テレビ界における名物司会者となりました。

まとめ

『シェフにおまかせ!』は、食に対する興味を引き出しながら、教育的な要素も取り入れたバラエティ番組として、多くの視聴者に愛されました。食文化や地域の特色を知ることができる貴重な時間を提供していたこの番組は、当時のグルメ番組の先駆けとして位置付けられています。

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