シェルヴィン・ラジャバリ＝ファルディ

シェルヴィン・ラジャバリ＝ファルディは、1991年5月17日にドイツのベルリンで生まれた元プロサッカー選手です。主にディフェンダー（左サイドバック）として活躍しました。

クラブ経歴

2003年、ラジャバリ＝ファルディは地元クラブのヘルタ・ベルリンに入団し、そのキャリアをスタートさせました。2008年には、ドイツサッカー連盟が有望な若手選手に贈るフリッツ・ヴァルター・メダルU-17部門で銅メダルを受賞し、その才能を高く評価されました。

同年7月には、UEFAカップ2008-09予選1回戦のFCニストル・オタチ戦でヘルタ・ベルリンのトップチームに初出場を果たしました。翌シーズンもUEFAヨーロッパリーグ2009-10のFKヴェンツピルス戦に出場し、フリッツ・ヴァルター・メダルU-19部門でも銅メダルを受賞するなど、順調な成長を見せました。しかし、ブンデスリーガへの出場機会には恵まれず、2年半のベンチ生活を送った後、2010-11シーズン終了までアレマニア・アーヘンにレンタル移籍することになりました。

アレマニア・アーヘンでは、2. ブンデスリーガ第19節のカールスルーエSC戦で初出場を果たし、1ヶ月後のSCパーダーボルン07戦で初得点を挙げました。シーズン終了後にはレンタル期間が1年延長され、最終的にヘルタ・ベルリンに復帰しました。

2013年6月、ラジャバリ＝ファルディは3. リーガ（ドイツ3部リーグ）のハンザ・ロストックに加入し、新たな挑戦をスタートさせました。

代表歴

ラジャバリ＝ファルディは、U-15世代からドイツ代表に選出されています。父親がイラン人であるため、イラン代表として出場する権利も有していました。

引退後の活動については、現在のところ公にはなっていません。

プレースタイル

左サイドバックとして、スピードと運動量を活かした攻撃的なプレーが持ち味でした。また、守備においても粘り強い対応を見せ、チームに貢献しました。U-15から各世代のドイツ代表に選出されるなど、将来を嘱望された選手でしたが、トップレベルでの活躍は叶いませんでした。

エピソード

フリッツ・ヴァルター・メダルをU-17、U-19の両方で受賞していることからも、ユース年代では非常に評価の高い選手であったことが伺えます。

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