シトラスパーク瀬戸田

シトラスパーク瀬戸田

シトラスパーク瀬戸田は、広島県尾道市の生口島にある公園です。1998年に農業公園系のテーマパークとして開園し、2015年に一時休園しましたが、2022年にグランピング施設「LEMON FARM GLAMPINGしまなみ」を中心とした公園として再開場しました。

施設概要

公園は、西瀬戸自動車道（しまなみ海道）生口島南ICの北側斜面に位置しています。約12ヘクタールの敷地内には、1,300本のレモンの木が植えられた公園エリア（無料）と、グランピング施設エリア（有料）があります。

公園エリア
開園時間：午前9時～午後4時30分
ドッグラン（無料）

LEMON FARM GLAMPINGしまなみ

グランピング施設は、以下の特徴を備えています。

全棟にプライベートガーデン、焚火台完備
全棟に冷暖房完備の個別食事スペース、トイレ、お風呂完備
専用ドッグラン付きヴィラが2棟
専用テントサウナ付きの部屋が2棟

歴史

シトラスパーク瀬戸田は、地域の主要産業であった造船業の不況を背景に、新たな産業として観光業を振興する目的で、広島県が提唱した「園芸ベルト構想」に基づいて誕生しました。この構想では、向島に洋ランセンター、因島にフラワーセンターが開園しており、シトラスパーク瀬戸田はその最後の施設として、1998年3月に開園しました。

開園当初は、県、町、内海[[造船]]の第三セクターである株式会社シトラスパークが運営していました。1999年のしまなみ海道全線開通により観光ブームが起こり、年間最大52万人が訪れるほどの人気を博しました。当時は有料施設であり、シトラスパビリオンには約500種類の柑橘類が展示され、瀬戸内海の美しい景色を望める場所として親しまれていました。2001年には「かおり風景100選」にも選ばれています。

しかし、観光ブームが落ち着くと来園者数は減少し、2003年に株式会社シトラスパークは経営破綻し解散しました。2004年からは瀬戸田町が運営する無料施設となりましたが、市町村合併により2006年からは尾道市が運営することになりました。その後、多目的公園としての再整備が検討されましたが、施設の老朽化や維持費の負担が大きくなったため、2015年に休園となりました。

その後、しまなみ海道のサイクリングロードの人気が高まり、サイクリングブームが起こったことから、尾道市は健康をテーマとした観光スポットとしての再開場を目指しました。2021年には、活用事業者として、株式会社マリモホールディングス、ひろぎんエリアデザイン株式会社、株式会社瀬戸内ブランドコーポレーションの3者による共同事業体が選定され、運営は新しく設立された株式会社せともすに委託されました。2022年8月にリニューアルオープンし、現在に至ります。

交通アクセス

西瀬戸自動車道（しまなみ海道）生口島南ICから車で約5分
西瀬戸自動車道（しまなみ海道）生口島北ICから車で約13分

参考資料

公式ホームページ（広島県）
公式ホームページ（瀬戸田町）
シトラスパーク瀬戸田 - 尾道市

外部リンク

公式ウェブサイト
* レモンファームグランピングしまなみ

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