『
シナプス』は、TOKYO FMにおいて
2010年4月から
2013年3月まで放送された
ラジオ番組です。この番組は、TOKYO FMの創業40周年を記念した大規模な番組改編の一環でスタートしました。パーソナリティとして
やまだひさしがメインを務め、主に彼のトークと情報を組み合わせた内容で構成されています。リスナーの脳を刺激することを目指す「体感型プログラム」として、様々なジャンルの情報を提供しました。特に、ニュースやエコロジー、音楽に関連する内容が豊富で、リスナーとのインタラクションも重視されていました。
番組は、放送開始からしばらくの間は「
シナプス」というタイトルが示す通り、リスナーとサブリミナルなつながりを持つことをテーマにしていました。しかし、2012年7月30日の放送からは、アプローチが変わり未来を明るく照らすクイズバラエティへとシフトしました。この新しい形式では、東京の名所やニュース、農業などの情報をクイズ形式で視聴者に楽しませることができるようになったのです。
この番組での
やまだひさしの活動は、彼にとって初めての昼間のレギュラー番組ということでも特別な意味を持っていました。それまでは深夜の番組を多く担当していた彼にとって、新たな挑戦となったのです。また、JFNの番組枠では、同時期に『ONCE』や『Flowers』などの同じ時間帯に放送が行われていました。
パーソナリティとコーナー
メインパーソナリティの
やまだひさしに加え、アシスタントとして
三浦茉莉が2012年10月から番組に参加しました。番組の構成は、毎日のタイムテーブルに基づいており、開放的な雰囲気で進行されました。
各放送では、オープニングから始まり、特集コーナー、メール紹介、ニュース、交通情報、そしてクイズコーナーが続くという流れでした。特に、「TOKYOクイズ」は、出演しているゲストから出題される形式で、リスナーにとっても参加型の楽しさをもたらしていました。他にも、「あぐりずむ」や「
ニコラジ」とのコラボ企画など、リスナーとの距離を縮める工夫が見られました。
また、過去に放送されたコーナーとして「クイズ&モア」や「SNOW&Q」があり、これらは生電話による3択クイズを基本にしたインタラクティブなコンテンツでした。特に「SNOW&Q」は、ウィンタースポーツ関連の情報を提供しながらクイズを楽しむという新しい試みがありました。
特別企画
2010年8月23日には、特別なコラボレーション企画としてやまだが担当する『
ニコラジ』との連携を行いました。この期間中、リスナーは水樹奈々の曲名をヒントに『
シナプス』のキーワードを送ると、豪華なプレゼントが当たるなど、リスナーの参加を促す動きがありました。
『
シナプス』はただの
情報番組ではなく、リスナーとの“
シナプス”を繋げる魅力的な試みを提供し続け、最後まで多くのフォロワーに愛されました。このように、『
シナプス』は多彩な内容やリスナー参加型の形式を取り入れることで、その成功を収めました。