シマノ・CUES

シマノCUESコンポーネント：e-Bike/MTB/クロスバイクの新たな選択肢

シマノ株式会社が開発・販売するCUES（キューズ）は、電動自転車(E-Bike)、マウンテンバイク、クロスバイクに最適化されたコンポーネント群です。2022年に発表され、2023年から販売が開始されました。その名称は「Create Unique Experiences」の頭文字から取られています。

CUESの特長：堅牢性と幅広い互換性

CUESシリーズ最大の特徴は、LINKGLIDEシフティングテクノロジーを採用している点です。この技術は、高い堅牢性と耐久性を両立させ、9速から11速までの幅広い互換性を確保しています。従来のHYPERGLIDEやMICRO SPLINEシステムとは互換性がありませんが、シマノのDEORE XT 11s LINKGLIDE M8100やDEORE 10s LINKGLIDE M5130とは互換性があります。

CUESは、シマノMTBコンポーネントの中核グレードに位置付けられ、幅広いパーツ構成が特徴です。ブレーキシステムは、信頼性の高い油圧式ディスクブレーキのみを採用しています。また、自動変速システムやABS（アンチロックブレーキシステム）への対応も示唆されており、今後の技術発展に期待が高まります。

ラインナップと既存製品との関係性

CUESは、複数のシリーズで構成され、シマノの既存コンポーネントと比較すると以下のようになります。既存製品との互換性も考慮しつつ、グレードアップを図ることも可能です。

CUES U8000シリーズ: 一部のDEORE XTと互換性があります。従来のシマノT8000シリーズはDEORE XTに相当します。
CUES U6000 11スピードシリーズ: 従来のM6000/T6000シリーズ（DEORE）に相当します。
CUES U6000 10スピードシリーズ: 従来のM6000/T6000シリーズ（DEORE）に相当します。
CUES 4000シリーズ: 従来のM4000シリーズ（DEORE）、T4000シリーズ（ALIVIO）に相当します。

このようにCUESは、DEORE XT、DEORE、ALIVIO、ACERA、Altusといったシマノの既存コンポーネントの一部を代替する位置付けであり、幅広いユーザーのニーズに対応できるラインナップとなっています。

まとめ：多様なニーズに対応する進化したコンポーネント

シマノCUESコンポーネントは、LINKGLIDEシステムによる高い耐久性と信頼性、そして既存製品との適切な互換性を両立させた、e-Bike、マウンテンバイク、クロスバイクユーザーにとって魅力的な選択肢です。油圧式ディスクブレーキの採用や、自動変速、ABS対応への可能性も秘めており、今後の更なる進化にも注目が集まります。様々なニーズに対応できるよう、幅広いラインナップが用意されている点も大きなメリットと言えるでしょう。シマノの技術力の高さを改めて感じさせる、次世代コンポーネントと言えるでしょう。

シマノ公式ウェブサイト (※リンクは例です。実際のリンクは公式ウェブサイトをご確認ください。)

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