シモン・シュピラック

シモン・シュピラックは、1986年6月23日スロベニアのティシナ出身の元自転車競技選手です。ロードレースを専門として活躍しました。

経歴

2004年、シュピラックは国内選手権のジュニア部門でロードレースと個人タイムトライアル（ITT）の両方で優勝し、その才能を示しました。翌2005年には、アドリア・モービルとプロ契約を結び、プロとしてのキャリアをスタートさせます。同年には、国内選手権のU23部門ロードレースでも優勝を果たしました。

2006年には、シュタイアーマルク・ルントファールトで総合優勝。2008年には、ランプレ（現 ランプレ - ISD）に移籍し、ジロ・デ・イタリアに初出場。総合48位という結果でした。

2009年には、ツール・ド・フランスに初出場し、総合109位で完走。2010年のツール・ド・ロマンディでは、当初総合2位でしたが、アレハンドロ・バルベルデの成績剥奪により繰り上がりで総合優勝を果たし、さらに第4ステージでの区間優勝と新人賞も獲得しました。

2012年、チーム・カチューシャへ移籍。パリ〜ニースでは総合4位、バスク一周では総合10位、ツール・ド・ロマンディでは総合8位という成績を残しました。2013年には、パリ〜ニースで総合6位、バスク一周で総合4位、ツール・ド・ロマンディでは区間1勝（第4ステージ）を挙げ、総合2位となりました。また、ルント・ウム・デン・フィナンツプラッツ・エシュボルン＝フランクフルトで優勝し、ツール・ド・スイスでは総合9位となっています。

2014年には、バスク一周で総合4位、ツール・ド・ロマンディでは区間1勝（第3ステージ）を挙げ、総合2位となりました。2015年には、パリ〜ニースで総合3位、ツール・ド・ロマンディで総合2位と、安定した成績を残し、ツール・ド・スイスでは総合優勝を果たしました。

2017年には、ツール・ド・スイスで総合優勝（第7ステージ優勝）を飾り、その実力を改めて証明しました。

2019年シーズンを最後に、シモン・シュピラックは現役を引退しました。


主な戦績

2004年: 国内選手権・ジュニア部門ロードレース優勝、個人タイムトライアル優勝
2005年: 国内選手権・U23部門ロードレース優勝
2006年: シュタイアーマルク・ルントファールト総合優勝
2010年: ツール・ド・ロマンディ総合優勝、区間1勝（第4ステージ）、新人賞
2013年: ルント・ウム・デン・フィナンツプラッツ・エシュボルン＝フランクフルト 優勝
2015年: ツール・ド・スイス 総合優勝
* 2017年: ツール・ド・スイス 総合優勝（第7ステージ優勝）

シモン・シュピラックは、その安定した実力と、山岳ステージでの強さで、多くのファンを魅了した選手でした。

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