シャイニング・フラワー

富士急ハイランド シャイニング・フラワー

シャイニング・フラワーは、山梨県富士吉田市にある遊園地「富士急ハイランド」に設置されている大観覧車です。1966年7月に初代の観覧車が設置され、1995年3月に現在の「シャイニング・フラワー」としてリニューアルオープンしました。

特徴

イルミネーション: 観覧車の鉄骨には約4800本のネオン管が取り付けられており、夜間には30種類ものイルミネーションが点灯します。その名の通り、巨大な花が輝いているかのような幻想的な光景が広がります。
絶景: 晴れた日には、観覧車から雄大な富士山を望むことができます。特に夕暮れ時には、夕日に染まる富士山の美しい姿を眺めることができ、絶好のビューポイントとなっています。
おみくじ観覧車: 通常ゴンドラでは「おみくじ観覧車」と称し、ゴンドラ内に運勢やその日のラッキーアトラクションが記載されたおみくじが設置されています。アトラクションに乗る前の運試しとして楽しむことができます。
イベントコラボ: 様々なイベントとのコラボレーション企画も実施されており、期間中はゴンドラの外側がイベント仕様にラッピングされることがあります。

特別仕様ゴンドラ

シャイニング・フラワーには、通常ゴンドラの他に、ユニークな特別仕様のゴンドラがあります。

透明観覧車「スケルちゃん スクムちゃん」

32台あるゴンドラのうち4台が、強化プラスチック製のハート型透明ゴンドラ「スケルちゃん スクムちゃん」です。床・壁・天井・座席の全てが透明になっており、まるで空中に浮いているかのようなスリル満点の体験ができます。2人掛けのベンチシートで、カップルに人気があります。

2003年2月に2台が登場し、同年4月には好評につき2台が追加されました。登場当初は整理券が配布されるほどの人気でしたが、現在は通常ゴンドラとは別の列に並んで乗車できます。ただし、ゴンドラ数が少ないため、通常ゴンドラよりも待ち時間が長くなる場合があります。

お仕おき檻覧車「監ごくん 牢ごくん」

2台限定の「監ごくん 牢ごくん」は、ステンレス製の牢屋をイメージしたゴンドラです。2021年7月21日に登場しました。外観だけでなく、内装も牢屋を模しており、他とは一線を画す異質な雰囲気を味わえます。

登場当初はオンラインフリーパス購入者の中から抽選で選ばれた人のみが乗車できましたが、現在は通常通り並んで利用できます。ハイランドリゾート ホテル&スパでは、乗車確約宿泊プランも用意されています（1日5組限定）。

「監ごくん 牢ごくん」では、安全上の理由からスマートフォン以外の荷物を持ち込むことができません。入口にある専用ロッカーに預ける必要があります。

スペック

最高部高度: 50m
回転直径: 45m
所要時間: 約12分
ゴンドラ数: 32台（通常26台、透明4台、牢獄2台）
乗車定員: 通常4名、透明・牢獄2名（最大116名）
乗車規定: 通常ゴンドラは飲食物持ち込みおよびペット同伴可、透明・牢獄ゴンドラは妊婦の利用不可

トラブルと安全対策

2021年11月24日、乗客を乗せたゴンドラの扉を閉め忘れるという事案が発生しました。これを受け、観覧車は営業を休止し、以下の安全対策を施しました。

スタッフ配置の見直し
観覧車の低速化
* 扉閉め忘れ時に警報ブザーの鳴動と自動停止

安全対策後、2022年3月11日より営業を再開しました。ただし、牢獄ゴンドラは当面の間休止となり、ゴンドラの種類を選ぶことはできなくなりました。

シャイニング・フラワーは、美しいイルミネーションや富士山の絶景を楽しめるだけでなく、ユニークなゴンドラ体験もできる魅力的なアトラクションです。富士急ハイランドを訪れた際には、ぜひ体験してみてください。

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