シャトルについての詳しい解説
『
スタートレック』シリーズでは、短距離の宇宙輸送に使用される宇宙艇のことを総称して「シャトル」と呼びます。これらの宇宙艇は、航行する距離に応じた複数のタイプがあり、主にワープ機能を持つ「シャトルクラフト」と、より小型でインパルス推進のみの「シャトルポッド」の二種類に分類されます。
シャトルクラフトとシャトルポッド
シャトルクラフトは、一般的にワープ能力を備えていますが、通常の宇宙艦ほどの速度や航続距離は持っていません。多くの場合、これらのシャトルは2名から10名の乗客を収容することができます。一方、シャトルポッドはさらに小型で、主に特定の任務向けに使用されます。
スタートレックの宇宙艦は、宇宙空間で直接建造されます。そのため、大気圏突入能力を持たないこれらの艦船から惑星の表面にアクセスするためには、シャトルまたは
転送装置が必要です。この設定は、作品全体を通じての重要な要素となっています。
シャトルの特異性
『
スタートレック:
ディープ・スペース・ナイン』に登場する「ランナバウト」は、シャトルとは異なり、独立した登録番号が付与された超小型宇宙艦です。このランナバウトは、シャトルよりも大きく、強力なワープ能力を持っています。しかし日本語の吹替版では、公式には「シャトル」として呼ばれている点には注意が必要です。
シャトルの一部一覧
以下は、
スタートレックシリーズにおける主要なシャトルの一部です。
- U.S.S.エンタープライズ所属
- コロンブス (NCC-1701/2)
- アインシュタイン (NCC-1701/6)
- ガリレオ (NCC-1701/7)
- ガリレオII (NCC-1701/7)
その他の施設所属
- - ダ・ヴィンチ (SB4-0314/2)
- - ピカソ (SB11-1201/1)
- ガリレオ
- キュリー(U.S.S.エンタープライズD所属)
- フェルミ(U.S.S.エンタープライズD所属)
- ゴダード(U.S.S.エンタープライズD所属)
- ジャストマン(U.S.S.エンタープライズD所属)
- マゼラン(U.S.S.エンタープライズD所属)
使用されるシャトルの多様性
スタートレックのシリーズを通じて、シャトルは非常に多様な役割を果たします。宇宙探査、地表への降下・着陸、あるいは艦隊の支援を行うためなど、様々なミッションで使用されます。例えば、物資の運搬や乗員の輸送、さらには戦闘支援にまで至ることがあります。
このように、
スタートレックにおけるシャトルは、ただの輸送手段を超えた重要な存在であり、多くの物語の中で中心的な役割を果たしているのです。新旧のシリーズを通して登場する数多くのシャトルの選択とその活用法は、
スタートレックの魅力を一層引き立てています。