シャボン玉プレゼント

シャボン玉プレゼント

『シャボン玉プレゼント』は、1971年7月5日から1986年3月28日までの約15年間、朝日放送（ABCテレビ）の制作によって放送された音楽バラエティ番組です。この番組は、TBS系列およびテレビ朝日系列で放送されており、放送時間は平日の13:00から13:15でした。番組は牛乳石鹼の一社提供を受けて放送されましたが、後期には他の企業との複数社提供に変更されました。牛乳石鹼が提供を終えたことで、計21年にわたる同社の帯番組への協賛が終了しました。

番組の名称と内容

『シャボン玉プレゼント』のタイトルは、スポンサーである石鹸メーカーに由来し、石鹸水から作られる「シャボン玉」と、提供番組を意味する「presents」を組み合わせたものでした。1971年に始まったこの番組は、当初はTBS系列で放送されていましたが、1975年の腸捻転解消に伴い、NET（現在のテレビ朝日）系列に移行しました。司会者には、横山やすしと西川きよしが起用されており、特に漫才ブームの影響で、彼らに加えてザ・ぼんちが司会を担当することもありました。番組は公開形式で収録されることが多く、年に1、2回は特別ショーも行われました。

内容と出演者

番組の内容には、ゲストの歌、コント、シャボン玉劇場、さらに時には大喜利やトークショーがありました。レギュラー出演者の中には多くの著名な歌手や漫才師が含まれましたが、牛乳石鹼が提供する関係上、一部のライバル企業のCMに出演している歌手は出演できませんでした。

受け継がれる多彩なコーナーとともに、公開収録の魅力もあって、多くのファンを獲得しました。年末の特番や特別企画も頻繁に行われ、様々なジャンルのゲストを迎え入れました。

思い出のオープニング

オープニングでは、牛乳石鹼の乳牛の鳴き声がよく使用され、視聴者に親しみを伝えました。放送開始当初のオープニングは、ブルーバックに牛乳石鹼のマークが映し出され、その後楽器のアニメーションに移行しました。1975年以降のオープニングは、提供テロップとともに録音された声が流れる演出が施され、牛乳石鹼の魅力をアピールしました。

番組の歴史と影響

14年9ヶ月という長い放送期間を経て、1986年に番組は終了しました。その後、2010年には新たな番組が同様の放送時間で始まり、長寿番組の記録が更新されました。『シャボン玉プレゼント』は、在阪局制作の歌番組としても特異な位置を占め、VTRの保存が難しかったため、1970年代のものはほとんど残っていません。これにより、当時の文化やエンターテイメントの様子が一部失われてしまったことは惜しまれます。

最終的な思い

『シャボン玉プレゼント』は、様々なアーティストやダンスパフォーマンスを通じて視聴者に楽しさを提供し、長年愛されてきた番組でした。多くの司会者や出演者、そして楽曲が今でもファンに印象を残しており、その記憶は色あせることなく、現代においても語り継がれています。

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