シャンソンVマジック

シャンソンVマジック：輝かしい歴史と2023年の騒動

静岡市を本拠地とするシャンソンVマジックは、シャンソン化粧品を母体とする女子バスケットボールチームです。1962年の創設以来、日本の女子バスケットボール界を牽引する存在として、数々の栄光を手にしました。

輝かしい実績：日本リーグからWリーグへ

1971年に実業団リーグ（後の日本リーグ2部）へ参加したシャンソンVマジックは、着実に実力をつけ、1977年には日本リーグへ昇格を果たします。その後、日本リーグでは13回の優勝を達成。1993年には公式戦54連勝、1996年にはリーグ戦108連勝という驚異的な記録も樹立しました。

2000年にスタートしたWリーグでも3度の優勝を経験し、日本リーグ時代からの連続優勝記録を10まで伸ばすなど、圧倒的な強さを誇示しました。全日本総合、全日本実業団と合わせ3冠も達成するなど、その強さは揺るぎないものでした。

さらに、オリンピックへの貢献も忘れてはなりません。1996年アトランタオリンピック、2004年アテネオリンピック、2016年リオオリンピックと、数々の選手を日本代表として送り出しました。

これら数々の優勝経験に加え、全日本バスケットボール選手権優勝10回、全日本実業団バスケットボール競技大会優勝1回、全日本実業団バスケットボール競技選手権優勝4回、国体優勝1回、ウィリアム・ジョーンズカップ優勝1回（2023年）と、日本女子バスケットボール界におけるシャンソンVマジックの功績は計り知れません。

チームの象徴：新体育館とマスコット

2012年には、本社敷地内に新体育館「シャンソン美アリーナ」が完成。チームの更なる発展を支える拠点となりました。また、2014年にはマスコットキャラクター「マジタン」が誕生し、チームを盛り上げています。マジタンの背番号は16、バスケ観戦とメイクが大好きという設定です。

2023年の騒動：選手大量退団とHC辞任

2023年2月22日、突如として選手7名の一斉退団と李玉慈ヘッドコーチの辞任という衝撃的な出来事が発生しました。退団理由として「方向性の違い」が挙げられていますが、それ以前から選手たちのコンディション不良による欠場や、理由不明の欠場が続いていたという情報もあります。

Wリーグの規定では、シーズン途中に退団した選手は、残りのリーグ戦やプレーオフに出場できません。しかし、この騒動では、退団した7選手が次シーズン以降も選手として活動できるようリーグがサポートするという異例の対応が取られました。この騒動は、チーム内部に深刻な問題があったことを示唆しており、今後のシャンソンVマジックの動向が注目されます。

今後の展望

数々の栄光の歴史を持つシャンソンVマジックですが、2023年の騒動は大きな転換期となりました。チームは、この騒動を乗り越え、新たな体制で再出発を果たす必要があります。今後のチームの動向、そして日本の女子バスケットボール界におけるシャンソンVマジックの存在感は、今後も注目されることでしょう。 多くのファンは、再び輝かしい活躍を期待しています。

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