シュガーカルト

シュガーカルト（Sugarcult）は、1990年代後半から2000年代にかけて活動した、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタバーバラ出身のパンク・ロック・バンドです。彼らの音楽は、メロディックなツインギターと、キャッチーで聴きやすいボーカルを特徴としています。

バンドの歴史

1995年に結成されたシュガーカルトは、当初ドラムにベン・デイヴィスを擁していました。2001年にはファースト・アルバム『スタート・スタティック』を発表し、本格的な活動を開始します。2004年にはセカンド・アルバム『パーム・ツリーズ・アンド・パワー・ラインズ』をリリースし、着実にファンベースを拡大しました。

彼らの人気を決定づけたのは、2005年に日本のみでシングルとして発売された、ビートルズのカバー曲「ハード・デイズ・ナイト」です。この曲は、トヨタ自動車のコンパクトカー「ラクティス」のCMソングとして起用され、日本国内で幅広い層に認知されるようになりました。原曲の良さを残しつつ、シュガーカルトらしいパンク・ロックのアレンジが施されたこのカバーは、多くの音楽ファンを魅了しました。

2006年にはサード・アルバム『ライツ・アウト』を発表。その後も、2009年には新曲などを加えた日本独自企画のベスト・アルバム『リワインド2001-2008』をリリースするなど、精力的に活動を展開しました。

メンバー構成

シュガーカルトのメンバーは以下の通りです。

ティム・パグノッタ（Tim Pagnotta） - ボーカル、ギター (1998年– )
アイリーン・オールダー（Airin Older） - ベース、ボーカル (1998年– )
マルコ72（Marko 72） - ギター (1999年– )
ケニー・リヴィングストン（Kenny Livingston） - ドラムス (2003年– )

過去には、ベン・デイヴィス（Ben Davis）がドラムスとして在籍していました (1998年–2003年、2011年)。

ディスコグラフィ

以下は、シュガーカルトの主なディスコグラフィです。

スタジオ・アルバム

『スタート・スタティック』 - Start Static (2001年)
『パーム・ツリーズ・アンド・パワー・ラインズ』 - Palm Trees and Power Lines (2004年)
『ライツ・アウト』 - Lights Out (2006年)

コンピレーション・アルバム

『リワインド2001-2008』 - Rewind 2001–2008 (2008年) ※日本盤のみ

シングル

"Bouncing Off the Walls" (2001年)
"Stuck in America" (2001年)
"Pretty Girl (The Way)" (2002年)
"She's the Blade" (2004年)
"Memory" (2004年)
「ハード・デイズ・ナイト」 - "A Hard Day's Night" (2005年) ※日本盤のみ、トヨタ自動車「ラクティス」CMソング
"Do It Alone" (2006年)
"Los Angeles" (2006年)

シュガーカルトは、そのキャッチーなメロディーとエネルギッシュなパフォーマンスで、多くのファンを魅了しました。彼らの音楽は、現在でも多くの人々に愛され続けています。

もう一度検索