シュテファン・シュレック

シュテファン・マルクス・カビサレス・シュレック（Stephan Markus Cabizares Schröck）は、1986年8月21日生まれのドイツとフィリピンにルーツを持つプロサッカー選手です。現在はセレス・ネグロスFCに所属し、フィリピン代表としても活躍しています。愛称は「シュレッキ」。

クラブでの経歴

SpVggグロイター・フュルト

2001年、グロイター・フュルトのジュニアチームでキャリアをスタートさせ、2004-05シーズンにトップチームへ昇格しました。2008年4月にはクラブとの契約を2年間延長。さらに2010年3月、好条件のオファーが複数あったにも関わらず、クラブへの loyalty から再び2年間の契約延長を決断しました。シュレックはクラブのブンデスリーガ昇格を強く望み、その目標達成に貢献することを誓いました。2011-12シーズンには、チームの2部リーグ優勝と1部昇格に大きく貢献しました。

TSG1899ホッフェンハイム

2012年3月下旬、ブンデスリーガのTSG1899ホッフェンハイムと3年契約を締結。アイントラハト・フランクフルト戦でブンデスリーガデビューを果たしましたが、チームは0-4で敗北。2013年3月3日には、リーグ首位のバイエルン・ミュンヘン戦に先発出場し、強烈なシュートを放つも相手GKに阻まれました。

アイントラハト・フランクフルト

2013年6月、アイントラハト・フランクフルトへ移籍。

SpVggグロイター・フュルト復帰

2014年7月、古巣SpVggグロイター・フュルトへ4年契約で復帰しました。

セレス・ネグロスFC

2016年1月14日、フィリピンのセレス・ネグロスFCへレンタル移籍。

代表での経歴

ドイツ人の父親とフィリピン人の母親を持つシュレックは、ドイツ代表とフィリピン代表のどちらかを選択できる立場にありました。ユース年代ではドイツ代表としてU-18、U-19、U-20の各カテゴリーでプレーしました。

FIFAの規定変更により、2009年からはフィリピン代表としてのプレーが可能になりました。2010年にはAFFスズキカップ予選でフィリピン代表に初招集されたものの、申請手続きが間に合わず出場は叶いませんでした。

2011年3月、2014 FIFAワールドカップ・アジア予選1次予選でようやくフィリピン代表としてデビュー。スリランカ代表戦でフル出場を果たしましたが、試合は1-1の引き分け。続く第2戦では4-0で勝利したものの、警告累積により2次予選のクウェート戦に出場できなくなりました。

クウェートとの第2戦では、クラブの反対を押し切って代表に合流。前半アディショナルタイムに約23mのミドルシュートを決め先制点を挙げましたが、チームは逆転負けを喫しました。

2013年のAFCチャレンジカップ2014予選カンボジア戦では、ミドルシュートで代表2ゴール目を記録。試合はフィリピン代表が8-0で大勝しました。

AFCアジアカップ2019では、キルギス戦でフィリピン代表のAFCアジアカップ本大会における史上初得点を記録しました。

タイトル

SpVggグロイター・フュルト

* 2. ブンデスリーガ : 2011-12

プライベート

2011年5月28日、幼馴染のピナと結婚しました。

シュテファン・シュレックは、その多才なプレースタイルと献身的なプレーで、クラブと代表の両方で重要な役割を果たし続けています。

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