シュテファン・ライナルツ

シュテファン・ライナルツ

シュテファン・ライナルツ（Stefan Reinartz, 1989年1月1日 - ）は、ドイツ・エンゲルスキルヒェン出身の元プロサッカー選手。現役時代のポジションは守備的ミッドフィルダー（MF）およびセンターバック（CB）。現在はサッカー指導者として活動している。

経歴

クラブ

ライナルツは、幼少期を地元クラブで過ごした後、バイエル・レバークーゼンの下部組織に入団。各世代別カテゴリーで順調に成長し、U-19チームでは中心選手として活躍、ブンデスリーガU-19優勝に貢献した。

2008年、レバークーゼンのトップチームとプロ契約を締結。しかし、出場機会を求めて2010年まで1.FCニュルンベルクへ期限付き移籍。ニュルンベルクでは守備的MFとしてレギュラーポジションを獲得し、チームのブンデスリーガ昇格に大きく貢献した。

ニュルンベルクでの活躍が認められ、2009-10シーズンにレバークーゼンへ復帰。当初は負傷に苦しんだものの、UEFAヨーロッパリーグで初得点を記録するなど、徐々にチームにフィット。守備的MFの主軸として活躍した。 翌シーズン以降は、CBとしてもプレーし、チームの準優勝に貢献。その後もレバークーゼンで中心選手として活躍を続けたが、2016年5月、27歳という若さで現役引退を表明した。

代表

各世代別のドイツ代表に選出され、U-17欧州選手権では4位入賞、U-19欧州選手権では優勝を経験。U-21代表でも中心選手として活躍した。

2010年5月、ドイツA代表に初招集。マルタ戦で代表デビューを飾った。

指導者

プロサッカー選手として活動する傍ら、2012年夏からレバークーゼンのU-17チームでアシスタントコーチを務めた。引退後も指導者として活動している。

プレースタイル

ライナルツは、戦術眼に優れ、的確なポジショニングとボール奪取能力を持ち味とする守備的MF。CBとしても安定したプレーを見せ、チームの守備を支えた。また、正確なパスで攻撃の起点となることもできた。

エピソード

ライナルツは、プロサッカー選手として活躍する傍ら、ボランティアでユースチームの指導にも携わるなど、人格者としても知られている。若くして引退した背景には、怪我の影響もあったとされる。

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