ショーン・フィギンズ

デスモンド・デショーン・フィギンズの軌跡

基本情報

デスモンド・デショーン・フィギンズ（Desmond DeChone Figgins）は、1978年1月22日生まれで、アメリカ・ジョージア州リアリー出身の元プロ野球選手です。彼は内野手と外野手の二つのポジションで活躍し、特に俊足が持ち味でした。

プロ入りからロッキーズ時代

フィギンズは1997年、コロラド・ロッキーズから4巡目（全体132位）で指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。ルーキーリーグのデビュー年には54試合に出場し、リーグ最多の6三塁打を記録、また盗塁でも30回を成功させるなど、その才能を早くから示しました。

エンゼルス時代

2001年、フィギンズはアナハイム・エンゼルスへトレードで移籍します。彼の真価が発揮されたのは2002年で、3Aリーグのソルトレイク・ビーズでは125試合で打率.305、18三塁打、39盗塁という圧倒的な成績を残しました。そして、8月にメジャーデビューを果たし、ワールドシリーズでの勝利に貢献します。

2004年には初めてフルシーズンを通してプレーし、リーグ2位の17三塁打と34盗塁を記録するなど、存在感を強く示しました。特に2005年は62盗塁を記録し、リーグでの盗塁王に輝くと共に、ホワイトソックスとのポストシーズンでは印象を深めました。2009年にはオールスターに選出され、キャリアのピークを迎えました。

マリナーズ時代

フィギンズは2009年末にシアトル・マリナーズと契約を結びましたが、期待された活躍には至らず、スランプに悩まされるシーズンが続きました。特に2012年は出場機会が激減し、打率も低迷してしまいました。チームが期待した打撃を披露できず、同年には控えに降格する事態に見舞われました。

ドジャースと引退

2013年にはマイアミ・マーリンズと契約するも、すぐに解雇され、その後ロサンゼルス・ドジャースと契約します。しかし結果を残せず、2014年にドジャースも解雇されることに。フィギンズはその後、選手生活を終え、2016年に正式に引退を表明しました。

選手としての特徴

フィギンズは、右投両打のユーティリティープレイヤーとして知られています。特に内野手として登録されながらも、外野手としての出場が多かったのが特徴です。彼はチームの役割を柔軟にこなし、バッティングや守備で重要な役割を果たしました。

成績と記録

フィギンズは、キャリアの中で多くの記録を残しました。特に2005年の盗塁王獲得や、2009年のオールスター選出はその一端です。また、彼の通算成績には多くのヒットや盗塁の記録が含まれています。選手生活を通じて、フィギンズは多くの野球ファンに愛された存在でした。彼の実績は今なお語り継がれています。

もう一度検索