シークレット・ウォー

シークレット・ウォー (Secret War)

『シークレット・ウォー』は、ブライアン・マイケル・ベンディスが脚本、ガブリエレ・デルオットーが作画を担当し、マーベルコミックスから出版された全5号のリミテッド・シリーズです。2004年4月に第1号が出版されました。

あらすじ

物語は、S.H.I.E.L.D.長官のニック・フューリーが、ラトベリアの首相ルシア・フォン・バーダスが、B級のスーパーヴィランたちに資金援助を行い、アメリカ合衆国へのテロ攻撃を企てていることを突き止めるところから始まります。しかし、政府はラトベリア政府への介入を許可しません。フューリーは、キャプテン・アメリカ、スパイダーマン、デアデビル、ブラック・ウィドウ、ルーク・ケイジ、ウルヴァリン、そしてS.H.I.E.L.D.のスーパーエージェントであるデイジー・ジョンソンを招集し、フォン・バーダス暗殺のため、独断でラトベリアに乗り込みます。

1年後、ニューヨークが大規模な報復攻撃を受けます。ルーク・ケイジは昏睡状態に陥り、フューリーとニューヨークのヒーローたちは、サイボーグ化したフォン・バーダスとそのハイテク軍団と戦うことになります。フォン・バーダスは、スーパーヴィランたちの装甲と連動するハイテク爆弾を起動させ、自爆を試みますが、それはニューヨークのスーパーヒーローを陥れるための策略だったことが判明します。

フォン・バーダスはデイジー・ジョンソンによって逮捕され、爆弾は解除、スーパーヴィラン軍も逮捕されます。キャプテン・アメリカはフューリーに真相を問い詰め、事件後、フューリーはラトベリア攻撃に参加したヒーローたちの記憶を消去していたことが明らかになります。フューリーは、いつか作戦の正当性を理解する時が来ると告げ、姿を消します。

事件後、S.H.I.E.L.D.長官に就任したマリア・ヒルは、ジョンソンにフューリーの居場所を尋ねますが、ジョンソンは知らないと答えます。しかし、尋問室を出た後、ジョンソンは通信機で新たな指令を受けるのでした。

登場キャラクター

ヒーロー

S.H.I.E.L.D.
ニック・フューリー
ブラック・ウィドウ
デイジー・ジョンソン
キャプテン・アメリカ
ホークアイ
スパイダーマン
デアデビル
ルーク・ケイジ
X-メン
ビースト
サイクロプス
エマ・フロスト
シャドウキャット
ウルヴァリン
ファンタスティック・フォー
ミスター・ファンタスティック
インビジブルウーマン
ヒューマン・トーチ
シング

スーパーヴィラン

ルシア・フォン・バーダス
ブーメラン
コンストリクター
クリムゾン・ダイナモ (9代目)
クロスファイア
ダイアモンドバック (3代目)
イール (2代目)
ゴールドバグ
グリムリーパー
ホブゴブリン (5代目)
ジャックランタン
キラー・シュライク
キングコブラ
レディ・オクトパス
メンタロ
ミスター・フィアー (4代目)
スコーチャー
スコーピオン (初代)
ショッカー
スパイダースレイヤー (19代目)
ティンカラー
トラップスター
ウィザード

他のメディア

ゲーム

『Marvel: Ultimate Alliance 2』では、『シークレット・ウォーズ』のイベントから物語が始まり、ウルヴァリン、ルーク・ケイジ、デアデビルにはシークレット・ウォー版のコスチュームが用意されています。
* 『Spider-Man: Shattered Dimensions』では、スパイダーマンのオルタナティブコスチュームとしてシークレット・ウォーのものが存在します。

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