ジェイアール・イーストユニオン

ジェイアール・イーストユニオン：JR東日本社員の労働組合

ジェイアール・イーストユニオン（JREユニオン）は、東日本旅客鉄道（JR東日本）の社員によって組織された労働組合です。日本労働組合総連合会（連合）傘下の日本鉄道労働組合連合会（JR連合）にオブザーバーとして加盟しています。組合員数は約50名と規模は比較的小さく、新潟、横浜、東京、仙台の4つの地方本部で構成されています。それぞれの地方本部は、JR東日本の新潟支社、横浜支社、東京支社、仙台支社を管轄エリアとして活動しています。

JREユニオンは、2014年に発足しました。その前身となるのは、2013年に発足したJR東日本労働組合（東日本ユニオン）です。東日本ユニオンは、それまでJR東日本の社員を組織する2つの労働組合、ジェイアール東日本労働組合とジェイアール労働組合が統合して誕生しました。しかし、統合を巡る両組合間の対立が深く、統合後には多くの組合員が脱退するという事態が発生。組合員数は1200名弱まで減少しました。

この統合反対派の組合員を中心に、JREユニオンが結成されました。統合に反対した組合員たちの結束は強く、新たな労働組合としてJR連合に加盟し、活動を続けています。現在もJR東日本の労働条件改善や、社員の権利擁護に尽力しています。

JREユニオンの規模は大きくありませんが、JR東日本の労働環境に影響を与える重要な存在です。地方本部ごとの活動を通して、現場の社員の声を反映させ、より良い職場環境づくりに貢献しています。また、JR連合にオブザーバーとして加盟することで、他組合との連携を強化し、労働運動全体の発展にも寄与しています。

組織構成

新潟地方本部：新潟支社エリア
横浜地方本部：横浜支社エリア
東京地方本部：東京支社エリア
仙台地方本部：仙台支社エリア

沿革

2013年：ジェイアール東日本労働組合とジェイアール労働組合が統合し、JR東日本労働組合（東日本ユニオン）が発足。しかし、統合反対派の大量脱退が発生。
2014年：統合反対派を中心にジェイアール・イーストユニオン（JREユニオン）が結成。JR連合に加盟。

関連事項

日本鉄道労働組合連合会（JR連合）
日本の労働組合

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