ジェイミー・サレー

ジェイミー・サレーのプロフィールとフィギュアスケートキャリア

基本情報

名前：ジェイミー・サレー (Jamie Salé)
生年月日：1977年4月21日
国籍：カナダ
スポーツ：フィギュアスケート（ペア）
オリンピックメダル：2002年ソルトレイクシティオリンピック・ペア金メダリスト
パートナー：デヴィッド・ペルティエ（夫）

初期のキャリア

ジェイミー・サレーはカナダのフィギュアスケート界において注目を集める選手でした。初めは女子シングルで競技を行い、1994年のカナダ国内選手権で3位となりました。その後、ペア競技に転向し、ジェイソン・ターナーと組みましたが、1994年のリレハンメルオリンピックでは12位に終了しました。その後、一度ターナーとはパートナー関係を解消しました。

1996年にはデヴィッド・ペルティエとペアを組みますが、初めのうちは彼らのコンビネーションは思わしくありませんでした。1998-1999シーズンに再びペアを組んだことが契機となり、彼らは急速に成長を遂げ、グランプリシリーズで善戦し始めました。

成功の軌跡

1999年から2000年のシーズンでは、有名な楽曲「Love Story」を用いたプログラムで注目を集めます。特にスケートアメリカでは強豪エレナ・ベレズナヤ＆アントン・シハルリドゼ組を圧倒し、見事に1位を獲得します。また、ボフロスト杯では2位、四大陸選手権では全審査員から6.0点満点を受け、堂々の1位に輝きました。しかし、世界選手権では調子を崩し、4位に終わります。それでも、2000-2001シーズンには世界フィギュアスケート選手権で優勝を果たし、実力を証明しました。

ソルトレイクシティオリンピック

2001-2002シーズンには、フリープログラムでラフマニノフの楽曲を使用するも、盛り上がりに欠けるため同じく「Love Story」を選択。オリンピックへの準備を進めていました。

ソルトレイクシティオリンピックでは、サレー・ペルティエ組はショートプログラムで2位につけ、金メダルが手の届くところにありました。しかし、フリープログラム前の練習中に不運にもロシアのペア選手と接触し、サレーは痛めつけられました。

それでも彼女はフリープログラムで全ての要素をミスなく完璧に演じ、「Love Story」の演技では歓声を沸き立たせました。しかし、審査の結果は複雑で、彼らはロシアのペアに対して5対4で判定されています。メディアはこの判断に対して強く批判し、最終的にはサレー・ペルティエ組とロシアのペアが金メダルを分け合うことになりました。

プロとしての生活

オリンピック後、サレーはアマチュア競技から引退し、プロスケーターとして活動を開始しました。また、彼女は2005年にペルティエと結婚しますが、2010年には離婚となります。今もフィギュアスケート界で影響を与え続ける彼女の姿は、多くのファンにとっての憧れです。彼女の競技人生は、栄光や挫折を共に抱えながら進化し続けています。

もう一度検索