ジェイレン・グリーン

ジェイレン・グリーン：バスケットボール界の新星

ジェイレン・ロマンデ・グリーン（Jalen Romande Green、2002年2月9日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州マーセド出身のプロバスケットボール選手です。現在、NBAのヒューストン・ロケッツに所属し、シューティングガードとしてその才能を発揮しています。

生い立ちとバスケットボールとの出会い

カリフォルニア州のマーセドで生まれ、その後リビングストンを経てフレズノへと移り住みました。幼少期からバスケットボールに打ち込み、小学校3年生の頃には毎日5時間も練習に励んでいたそうです。アマチュア運動連合（AAU）でのプレーを通じて、着実に実力を磨いていきました。

ハイスクールでの輝かしい実績

高校は、フレズノのサン・ジョアキン・メモリアル高校で3年間プレーしました。1年生からスターターとして活躍し、チームをCIFセントラルセクションディビジョンII準優勝などに導きました。個人としても、マックスプレップス・フレッシュマン・オールアメリカンセカンドチームやCIFセントラルセクション新人王を受賞するなど、目覚ましい活躍を見せました。

2年生になると、さらに才能が開花します。1試合平均27.9得点、7.7リバウンドを記録し、チームをセントラルセクションディビジョンIIのタイトル獲得に導きました。この活躍が認められ、マックスプレップスナショナル・ソフォモア最優秀選手やUSAトゥデイ・オールUSAカリフォルニア・セカンドチームに選出されました。

3年生では、1試合平均30.1得点、7.8リバウンド、3.6アシストと、さらに成績を伸ばし、2年連続でセントラルディビジョンIIチャンピオンシップで優勝を果たしました。タイトルゲームでは、学校のチーム記録を塗り替える活躍を見せました。その後、2年連続でUSAトゥデイ・オールUSA・カリフォルニア年間最優秀選手に選ばれ、オールUSAセカンドチームとマックスプレップス・オールアメリカンセカンドチームにも選出されています。

4年生になると、カリフォルニア州ナパにあるプロリフィック・プレップに転校。ここでも平均31.5得点、7.5リバウンド、5アシストを記録し、チームを31勝3敗の好成績に導きました。スポーツ・イラストレイテッドの年間最優秀オールアメリカンプレーヤーやマックスプレップス・オールアメリカンファーストチームに選ばれるなど、高校バスケ界を席巻しました。また、高校のオールスターゲームであるマクドナルド・オール・アメリカンゲーム、ジョーダン・ブランド・クラシック、ナイキ・フープ・サミットにも選出されましたが、新型コロナウイルスの影響で全て中止となりました。

プロへの道：NBAGリーグ・イグナイト

大学には進学せず、プロの道へ進むことを決意します。2020年4月16日、NBAGリーグと1年50万ドルの契約を結び、NBAGリーグ・イグナイトに加入しました。これは、リーグの新しい開発プログラムの一環であり、グリーンはこのプログラムに参加する初の選手となりました。

NBAでの挑戦：ヒューストン・ロケッツ

2021年7月29日に行われたNBAドラフトにて、ヒューストン・ロケッツから全体2位で指名を受け、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。サマーリーグでのデビュー戦では23得点を記録し、その才能の一端を披露しました。10月20日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でNBAデビューを果たし、9得点、4リバウンド、4アシストを記録しました。


ジェイレン・グリーンは、その高い身体能力と得点能力で、これからのNBAを担うスター選手として期待されています。今後の活躍から目が離せません。

もう一度検索