ジェシー・マンロー

ジェシー・ノックス・マンロー（Jessi Knox Munro、1861年 - 1923年3月24日）は、カナダ・メソジスト教会婦人伝道会の派遣教師として、日本の女子教育に貢献した人物です。特に、東洋英和女学院において、4代目と6代目の校長を歴任したことで知られています。

生涯

1861年、マンローはカナダのオンタリオ州、ピーターボロに近いブリスミルで生まれました。教育者としての道を志し、オタワの師範学校で学び、教員免許を取得しました。この免許取得が、彼女のその後の教育者としての活動の基盤となりました。

1888年、マンローは日本へと派遣され、東洋英和女学校に教師として着任しました。彼女は、10年間にわたり同校に在職し、女子教育に尽力しました。

1891年、マンローは東洋英和女学院の4代目校長に就任しました。校長として、彼女は学校の発展に貢献しましたが、1893年に校長を離任しました。

しかし、彼女の東洋英和女学院への貢献はこれで終わりませんでした。1894年、彼女は再び校長として迎えられ、6代目校長に就任しました。1896年に再び離任するまでの間、学校の教育水準の向上に尽力しました。

1899年、マンローは病気のためカナダへ帰国し、療養生活を送ることになりました。しかし、彼女の活動はそこで終わらず、療養後にはカナダ西部でロシア系カナダ人の伝道と教育に従事しました。

1909年、マンローは病気のために職を辞し、引退しました。

1923年3月24日、マンローは故郷であるピーターボロで生涯を閉じました。

彼女の教育者、宣教師としての功績は、日本の女子教育の発展、カナダにおける移民への教育支援として、長く記憶されることでしょう。

参考文献

『日本キリスト教歴史大事典』教文館 1988年
『東洋英和女学院120年史』東洋英和女学院、2005年2月25日
* ジャン・Ｗ・クランメル『来日メソジスト教会宣教師辞典』教文館、1996年2月25日

もう一度検索