ジェームズ・エニス

ジェームズ・エニス3世：アメリカから世界へ羽ばたくプロバスケットボール選手

ジェームズ・アルフレッド・エニス3世（James Alfred Ennis III, 1990年7月1日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ベンチュラ出身のプロバスケットボール選手です。ポジションはスモールフォワードで、その運動能力と得点力で多くのチームを渡り歩き、世界中で活躍しています。

学生時代

エニスは大学時代に転校を繰り返しましたが、2011年にロングビーチ州立大学へ転校したことが転機となります。そこで頭角を現し、最終学年の2012-13シーズンには、ビッグ・ウェスト・カンファレンス（BWC）の最優秀選手に選出されるなど、目覚ましい成長を遂げました。

プロとしてのキャリア

2013年のNBAドラフトで、エニスはアトランタ・ホークスから全体50位で指名を受けました。その後、交渉権がマイアミ・ヒートへ移動しましたが、2013-14シーズンはNBAでプレーせず、オーストラリアのパース・ワイルドキャッツと契約しました。ワイルドキャッツでは、チームを2013-14シーズンのリーグ優勝に導くという大きな貢献をしました。

シーズン終了後、エニスはプエルトリコへ渡り、バロンセスト・スペリア・ナシオナルのパイレーツ・デ・クエブラディージャスと契約しました。

NBAへの挑戦

2014年7月、エニスは正式にマイアミ・ヒートと2年契約を締結し、念願のNBA入りを果たします。同年10月29日のワシントン・ウィザーズ戦でNBAデビューを飾り、ルーキーシーズンは62試合に出場、平均5得点を記録しました。

その後、メンフィス・グリズリーズへ移籍しますが、出場機会に恵まれず、ニューオーリンズ・ペリカンズと10日間契約を結びます。ペリカンズでは、9試合の出場で平均16得点という素晴らしい成績を残し、シーズン終了までの契約を勝ち取りました。

2016年7月には、ヒート時代に指導を受けたデビッド・フィッツデールがヘッドコーチに就任したメンフィス・グリズリーズと2年契約を結び、再びグリズリーズでプレーすることになりました。

その後も、デトロイト・ピストンズ、ヒューストン・ロケッツ、フィラデルフィア・76ers、オーランド・マジックと、様々なチームを渡り歩き、NBAでの経験を積んでいきました。

2021-22シーズンには、ブルックリン・ネッツ、ロサンゼルス・クリッパーズ、デンバー・ナゲッツと、複数のチームと10日間契約を結び、短期間ながらもチームに貢献しました。

ヨーロッパでの挑戦

2022年3月には、イスラエルのハポエル・ハイファBCと契約し、ヨーロッパでのプレーを経験。その後、VTBユナイテッドリーグのBCサマラへ移籍し、活躍しました。

日本でのキャリア

そして2025年、エニスは日本へやってきます。Bリーグの鹿児島レブナイズと契約し、新たな挑戦をスタートさせました。彼のこれまでの経験と能力は、レブナイズに大きな力をもたらすことが期待されています。

ジェームズ・エニス3世は、そのキャリアを通して、常に挑戦を続け、様々な環境で結果を残してきました。彼の今後の活躍から目が離せません。

もう一度検索