ジェームズ・カリンチャク

ジェームズ・スティーブン・カリンチャク：剛腕復活にかける右腕

ジェームズ・スティーブン・カリンチャク（James Stephen Karinchak）は、1995年9月22日生まれ、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身のプロ野球選手です。右投右打の投手として、現在はシカゴ・ホワイトソックス傘下に所属し、メジャーリーグでの活躍を目指しています。

プロ入りからインディアンス／ガーディアンズ時代

2017年のMLBドラフト9巡目（全体282位）でクリーブランド・インディアンス（現ガーディアンズ）から指名され、プロの道を歩み始めます。A-級マホーニングバレー・スクラッパーズでプロデビューを飾り、その後、着実にステップアップ。

2018年には、A級レイクカウンティ・キャプテンズ、A+級リンチバーグ・ヒルキャッツ、AA級アクロン・ラバーダックスと、複数の階級でプレー。合計42試合に登板し、4勝2敗14セーブ、防御率1.29、81奪三振という目覚ましい成績を記録しました。

2019年には、ルーキー級アリゾナリーグ・インディアンス、AA級アクロン、AAA級コロンバス・クリッパーズで経験を積み、30試合で1勝1敗8セーブ、防御率2.67、74奪三振。同年9月13日にメジャー契約を結び、翌14日のミネソタ・ツインズ戦で念願のメジャーデビューを果たしました。

メジャー1年目は5試合に登板し、防御率1.69、8奪三振を記録。

2020年は27試合に登板し、1勝2敗1セーブ、防御率2.67、53奪三振と、着実に実績を重ねました。

2021年には、自己最多となる60試合に登板。7勝4敗11セーブ13ホールド、防御率4.07、78奪三振をマークしました。

2022年は38試合に登板し、2勝0敗3セーブ8ホールド、防御率2.08、62奪三振と安定した成績を残します。

2023年は44試合に登板、2勝5敗13ホールド、防御率3.23、52奪三振という成績でした。

しかし、2024年は故障の影響でメジャーでの登板機会を得られず、オフにFAとなりました。

ホワイトソックス傘下での再起

2025年1月25日、カリンチャクはシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を締結。スプリングトレーニングに招待選手として参加し、メジャー復帰を目指します。

投球スタイル

カリンチャクの持ち味は、身長よりも高い位置から投げ下ろされる最速98.3mph(約158.2km/h)、平均95.9mph(約154.3km/h)の速球と、威力のあるパワーカーブです。この二つの球種を軸に、打者を圧倒するピッチングが魅力です。

今後の展望

故障を乗り越え、ホワイトソックスで再び輝きを取り戻せるか。カリンチャクの今後の活躍に注目が集まります。

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