ジェームズ・マイケル・マカドゥー

ジェームズ・マイケル・マカドゥー：華麗なる経歴を持つバスケットボール選手

ジェームズ・マイケル・レイ・マカドゥー（James Michael Ray McAdoo）は、1993年1月4日生まれのアメリカ合衆国出身のプロバスケットボール選手です。現在はB.LEAGUEの島根スサノオマジックに所属し、パワーフォワードとして活躍しています。

名門一家の血筋

マカドゥーは、バスケットボール殿堂入りの名センター、ボブ・マカドゥーを親族に持ちます。ボブ・マカドゥーは彼の又従兄弟の父にあたり、バスケットボール界における名門一家の一員です。

学生時代：全米級の逸材として注目

バージニア州のノーフォーク・クリスチャン高校時代から、マカドゥーはその才能を発揮し、マクドナルド・オール・アメリカンやジョーダンブランド・クラシックゲームのMVPに選出されるなど、全米級の超逸材として注目を集めました。その後、叔父のボブ・マカドゥーの母校でもあるノースカロライナ大学に進学。大学でも中心選手として活躍し、3年生を終えた2014年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明しました。

NBAへの挑戦：苦難を乗り越えて

しかし、ドラフトではまさかの指名外という結果に終わります。失意の中、NBAサマーリーグにゴールデンステート・ウォリアーズの一員として参加し、シーズンキャンプにも参加しましたが、開幕ロースター入りは叶わず、シーズン開幕前に解雇。傘下のサンタクルーズ・ウォリアーズに送られ、改めてNBA入りを目指すことになりました。

努力が実り、翌年1月19日に10日間契約で一軍昇格を果たし、念願のリーグデビューを飾ります。2度目の10日間契約を終えた2月19日には2年契約を勝ち取りました。2014-15シーズンは、1/2軍両チームで優勝を経験するという稀有なシーズンとなりました。

2016年7月にはウォリアーズと再契約し、2016-17シーズンもNBAチャンピオンを経験。しかし、2017年夏に完全FAになったものの、契約先が見つからず、8月26日にフィラデルフィア・76ersとツーウェイ契約を結び、開幕ロースター入りを目指すことになりましたが、2018年1月15日に解雇されました。

欧州でのキャリア：新たな挑戦

NBAでの挑戦後、マカドゥーは欧州に活躍の場を移します。2018年7月15日、イタリアのAPトリノとの契約を発表。その後、トルコのベジクタシュ、セルビアのパルチザンなど、各国のチームでプレーしました。

日本でのキャリア：B.LEAGUEでの活躍

2020年6月24日、日本のB.LEAGUEに参戦し、サンロッカーズ渋谷と契約。2021年5月24日には契約更新が発表され、チームの中心選手として活躍しました。2024年6月21日には、島根スサノオマジックへの移籍が発表され、新たなチームでの活躍が期待されています。

プレースタイル

マカドゥーは、リバウンド力に優れた選手として知られています。ベジクタシュ在籍時のバスケットボールチャンピオンズリーグデビュー戦ではダブルダブルを記録するなど、その能力を発揮しています。

チームメイト

ノースカロライナ大学時代には、ハリソン・バーンズ、タイラー・ゼラー、ジョン・ヘンソン、ケンドール・マーシャルといった選手たちとチームメイトでした。

ジェームズ・マイケル・マカドゥーは、名門一家の血筋を受け継ぎ、アメリカ、欧州、そして日本と、世界中で活躍するプロバスケットボール選手です。島根スサノオマジックでの今後の活躍に期待が高まります。

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