ジミー・ハーゲット

ジミー・マシュー・ハーゲットについて

ジミー・マシュー・ハーゲット（Jimmy Matthew Herget）は1993年9月9日生まれで、フロリダ州タンパにルーツを持つプロ野球選手です。ポジションは投手で、現在はMLBのシカゴ・カブスに所属しています。彼は右投右打の選手で、そのユニークな投球スタイルが特に注目されています。

プロ入り前

ハーゲットは、2012年のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから40巡目に指名されましたが、この時は契約せずにサウスフロリダ大学へ進学しました。この大学での経験は、彼の成長に大いに寄与したに違いありません。

プロ入りとレッズ時代

2015年、ハーゲットはシンシナティ・レッズにより6巡目（全体175位）で指名され、プロの道を歩み始めました。傘下のルーキー級ビリングス・マスタングスでプロデビューを果たし、そこでは24試合に登板し、3勝0敗15セーブ、防御率3.20を記録しました。翌2016年にはA+級のデイトナ・トーテュガスにて50試合に登板し、4勝4敗24セーブ、防御率1.78という素晴らしい成績を残しました。この年の活躍で彼は人気を博し、2017年にはオールスター・フューチャーズゲームのアメリカ合衆国選抜にも選ばれました。

2018年にはAAA級ルイビルに進み、その成績はやや振るわなかったものの、オフのルール・ファイブ・ドラフトで守るために40人枠に加えられました。2019年にはAAA級ルイビルでシーズンを迎え、数回の登板を経てメジャーリーグ昇格を果たしました。

レンジャーズ時代

ハーゲットは2019年12月にテキサス・レンジャーズに移籍しました。このチームでは、初年度から20試合に登板し、1勝0敗、防御率3.20をマークしました。特に2020年は彼の成績が注目され、再契約にも至りましたが、2021年には再度DFAにされるなど、波乱のキャリアを歩んでいます。

エンゼルス時代

2021年8月にはロサンゼルス・エンゼルスと契約。移籍後は比較的一貫した成績を残し、2022年のシーズンには49試合に登板し、防御率2.48とキャリアハイを記録しました。しかし2023年には成績が低迷し、2024年にはAAA級ソルトレイクでのスタートを余儀なくされました。

ブレーブス時代

2024年5月にアトランタ・ブレーブスがハーゲットを金銭トレードで獲得しましたが、その成績は0勝1敗、防御率4.38と、期待されたほどの成果は上げられませんでした。9月には再びDFAとなり、その後シカゴ・カブスへ移籍します。

投球スタイル

ハーゲットの投球スタイルは非常に特徴的で、彼はフリスビーのような独特のフォームで投げる変則サイドスロー右腕です。主に使用する球種はスライダー、シンカー、カーブであり、これが彼の投球の大半を占めています。時折チェンジアップやストレートも披露するものの、これらの変化球が彼の強力な武器となっています。

結論

ジミー・ハーゲットはアメリカのプロ野球界で独自のキャリアを築いてきた選手です。そのユニークな投球スタイルと成績は、今後のMLBでの活躍が期待される要素です。彼の今後に期待が寄せられます。

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