ジム・デシェイズ

ジェームズ・ジョゼフ・デシェイズ

ジェームズ・ジョゼフ・デシェイズ（James Joseph Deshaies, 1960年6月23日生まれ）は、アメリカのニューヨーク州セントローレンス郡マセナ出身の元プロ野球選手で、主に投手として活躍しました。彼は左投げ左打ちの選手であり、その独特なスタイルと投球技術で知られています。

経歴

プロ入り前

デシェイズは、高校卒業後の1978年に開催されたMLBドラフトでモントリオール・エクスポズから13巡目（全体321位）で指名されましたが、当時は契約を結ばずにルモイン大学に進学しました。大学でのプレーを経て、彼のプロ選手としての道が開かれました。

現役時代

1982年、再びドラフトにかかり、ニューヨーク・ヤンキースから21巡目（全体542位）で指名され、プロの世界に足を踏み入れました。1984年8月7日にはメジャーデビューを果たします。その後、1985年にヒューストン・アストロズに移籍し、彼のキャリアの中で大きな転機となりました。

デシェイズのキャリアの中でも特筆すべき瞬間は、1986年9月23日のロサンゼルス・ドジャースとの対戦で、初回から8者連続三振を奪ったことです。この素晴らしいパフォーマンスにより、彼はその年に12勝を記録しました。さらに、1989年には自己最多の15勝、防御率2.91という素晴らしい成績を残しました。

1993年には5度目の二桁勝利となる13勝を挙げたものの、1994年は防御率が7.39と悪化し、期待に応えられない年となりました。デシェイズは1995年にフィラデルフィア・フィリーズでプレーし、そのシーズンを最後に現役を引退しました。

引退後

現役引退後のデシェイズは、アストロズの実況アナウンサーおよび解説者を1997年から2012年まで務め、その後はシカゴ・カブスで同様の役割を遂行しています。現場を離れた後も、彼は野球界に貢献し続けています。

投球スタイル

デシェイズは、その特徴的な投球スタイルとして、伸びのある速球が際立っていました。彼のピッチングは多くのファンに印象を与え、彼自身のキャリアを支える要因となりました。

詳細情報

デシェイズの背番号は、プロ野球で活躍した時期によって変化しました。彼は1984年には66番、1985年から1991年までは43番、1992年には38番、1993年には44番、さらに1994年から1995年にかけて再び44番を着用し、1993年途中からは30番をつけていました。

このように、ジェームズ・ジョゼフ・デシェイズは記憶に残る特異なキャリアを築きました。彼の投球技術、プロとしての姿勢、そして引退後の活動は、今でも多くの人々に影響を与えています。

もう一度検索