ジャスティン・スモーク

ジャスティン・カイル・スモーク：栄光と苦悩が交錯する野球人生

ジャスティン・カイル・スモーク（Justin Kyle Smoak, 1986年12月5日 - ）は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州出身のプロ野球選手。左投両打の一塁手として、MLBとNPBで活躍しました。愛称はモーキー（Moakey）、スモーキー（Smoakey）。

大学時代から注目された才能

サウスカロライナ大学時代には、2007年のパンアメリカン競技大会でアメリカ合衆国代表として銀メダルを獲得。大学時代から強打のスイッチヒッターとして高い評価を受け、「マーク・テシェイラ二世」とも呼ばれていました。

MLBでの挑戦

2008年のMLBドラフトでテキサス・レンジャーズから1巡目（全体11位）で指名され、プロ入り。2010年にメジャーデビューを果たし、同年途中にシアトル・マリナーズへ移籍。マリナーズでは、2013年に20本塁打を記録するなど、主力として活躍しました。

その後、トロント・ブルージェイズへ移籍。2017年には、前半戦だけでキャリアハイとなる本塁打を放ち、オールスターゲームに初選出。同年は38本塁打を記録し、リーグ5位タイとなりました。

ブルージェイズ退団後は、ミルウォーキー・ブルワーズ、サンフランシスコ・ジャイアンツを経て、2021年に読売ジャイアンツへ入団。

巨人での苦悩と決断

ジャイアンツでは、COVID-19の影響で来日が遅れ、隔離生活を経てチームに合流。4月27日にNPB初出場を果たし、初打席で初安打、翌日には初本塁打を記録するなど、順調なスタートを切りました。

しかし、COVID-19の影響で家族の来日の目処が立たず、緊急事態宣言下での自粛生活によるストレスから、6月17日に帰国・退団を発表。わずか34試合の出場で、日本を去ることとなりました。

プレースタイル

元々は左利きでしたが、父親の勧めで両打ちに。メジャー時代には、左打席で155本、右打席で41本の本塁打を記録しています。

人物

高校時代の恋人と結婚し、二女をもうけました。2011年には父親を肺がんで亡くしています。

詳細情報

ポジション: 一塁手
投打: 左投両打
MLBオールスターゲーム選出：1回（2017年）
NPB初出場：2021年4月27日

ジャスティン・スモークは、その才能と努力でMLBの舞台で輝きを放ちました。巨人での短い期間は不本意な結果に終わりましたが、彼の野球人生は、栄光と苦悩が交錯する、記憶に残るものとなるでしょう。

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