ジャック・グッドヒュー

略歴

ニュージーランド北島、ファンガレイに生まれたジャック・グッドヒューは、1995年 6月13日生まれのラグビーユニオン選手です。主にセンター（CTB）のポジションでプレーし、現在はフランス国内最高峰リーグであるトップ14のカストル・オランピックに所属しています。身長187cm、体重100kgという恵まれた体格を持ち、ワールドクラスの選手として知られています。

プレースタイル

センターはラグビーのバックスラインにおいて、攻撃と防御の両面で極めて重要な役割を担います。ジャック・グッドヒューもその例外ではなく、優れたフィジカルを活かしたタックルやボールキャリー、そして相手ディフェンスラインを破る能力を備えています。また、的確な判断力とパススキルもセンターには不可欠であり、攻撃の起点となったり、味方ランナーを活かすパスを供給したりします。彼のプレースタイルは、堅実さと突破力を兼ね備えたもので、チームの攻守両面において信頼される存在です。

キャリア初期と国内での活躍

グッドヒューは、ニュージーランド国内でキャリアをスタートさせました。ユースレベルでは、将来有望な選手としてU20ニュージーランド代表にも選ばれています。これは、世界の舞台で彼の才能が早期から注目されていたことを示しています。国内の州代表選手権（NPC）では、まずカンタベリーで経験を積み、その後ノースランドに移籍してさらに実力を磨きました。これらの国内リーグでの経験が、彼のプロキャリアの礎となりました。

スーパーラグビーでの台頭

国内での活躍が認められ、ジャック・グッドヒューは南半球最高峰のクラブリーグであるスーパーラグビーに挑戦します。2017年、ニュージーランドが誇る強豪チーム、クルセイダーズに加入しました。クルセイダーズはスーパーラグビーにおいて常に優勝争いを演じるチームであり、その中でレギュラーの座を獲得し、中心選手として活躍したことは、彼の能力の高さを証明しています。クルセイダーズでのプレーを通じて、彼はさらに洗練されたスキルと戦術理解を深めました。

ニュージーランド代表（オールブラックス）での経験

クルセイダーズでの目覚ましい活躍により、ジャック・グッドヒューはラグビー界で最も象徴的なナショナルチームの一つ、ニュージーランド代表、通称オールブラックスのスコッドにも選ばれるようになります。彼は15人制の代表として国際試合に出場する機会を得ました。2021年1月時点で、オールブラックスとして19キャップを獲得しています。さらに、ラグビーの頂点ともいえるラグビーワールドカップにも出場。2019年に日本で開催されたワールドカップにおいて、ニュージーランド代表の一員としてプレーし、世界の強豪と渡り合いました。また、15人制だけでなく、よりスピードとアジリティが求められる7人制ラグビーのニュージーランド代表としてもプレーした経験を持っています。

フランス、トップ14への挑戦

クルセイダーズとオールブラックスで輝かしい実績を積んだ後、ジャック・グッドヒューは新たなキャリアの舞台を求め、フランスへと渡ります。2024年、彼はフランス国内リーグのトップディビジョンであるトップ14に所属するカストル・オランピックと契約しました。ヨーロッパのラグビーはニュージーランドとは異なるスタイルや戦術があり、新たな環境での挑戦は彼のラグビー人生にさらなる深みをもたらすでしょう。カストル・オランピックの一員として、彼はチームの勝利に貢献すべく、日々ハードなトレーニングと試合に臨んでいます。

家族とのつながり

ジャック・グッドヒューには双子の兄弟がおり、彼もまたラグビー選手として活躍しています。兄弟で同じスポーツの道を歩むことは、互いを刺激し合い、高め合う貴重な経験となります。

まとめ

ジャック・グッドヒューは、ニュージーランドで育成され、スーパーラグビーとオールブラックスで実績を残した後、フランスのトップ14へと活躍の場を移した、経験豊富なセンターです。そのパワフルかつインテリジェントなプレースタイルは、所属するカストル・オランピックにおいても重要な戦力となるでしょう。今後のさらなる活躍が期待される選手です。

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