ジャデル・ヴォルネイ・スピンドラー

バレー (Baré): 元サッカー選手

基本情報

バレー、正式名ジャデル・ヴォルネイ・スピンドラー（1982年1月18日生まれ）は、ブラジル・リオグランデ・ド・スル州出身の元サッカー選手です。ポジションはフォワードで、Jリーグをはじめ、様々な国のリーグで活躍しました。彼の登録名である「バレー」は、幼少期に好んで飲んでいた「バレーコーラ」という安価なジュースに由来しています。

経歴

クラブでのキャリア

バレーは17歳の時にグアラニFCでサッカーを始め、その後、1999年10月にウルグアイのデフェンソールに移籍しましたが、試合出場は果たせませんでした。2001年には大宮アルディージャに期限付き移籍し、プロキャリアがスタートしました。彼はデビュー戦から波に乗り、4試合で5得点を記録し、チームの得点源として活躍しました。

2003年に一度デフェンソールに戻った後、再び大宮に復帰し、2004年にはチームのJ1昇格に貢献しました。続いて、ヴァンフォーレ甲府に移籍し、2005年シーズンにおいて22得点を挙げ、J1昇格の立役者となりました。特にJ1・J2入れ替え戦での大活躍が記憶に残ります。

2006年からはガンバ大阪に所属し、開幕戦で古巣の大宮に対して決勝ゴールを決めるなど、シーズンを通じて20ゴールを記録し、Jリーグベストイレブンに選出されました。また、2008年のパンパシフィックチャンピオンシップでは4ゴールを挙げ、チームの優勝に貢献しました。

バレーはその後、2008年8月にアラブ首長国連邦のアル・アハリに移籍し、600万ドルの移籍金で取引が成立しました。2008-09シーズンにUAEリーグ優勝を成し遂げ、2010年にはアル・ジャジーラに移籍し、さらに成功を収めました。2013年には清水エスパルスへ移籍し、その後中国スーパーリーグの天津泰達足球倶楽部、再びヴァンフォーレ甲府へと移籍しましたが、2016年にブラジルのGEグロリアで選手生活を終えました。

人物

バレーはJリーグでプレーしていた際に日本語を学ぶために公文式の教室に通っていましたが、公式な場では常にポルトガル語でのコミュニケーションを選んでいました。家族や親しい友人からは本名の「ジャデル」で呼ばれています。

主なタイトル

• - ガンバ大阪：Jリーグカップ（2007年）、FUJI XEROX SUPER CUP（2007年）、パンパシフィックチャンピオンシップ（2008年）
• - アル・アハリ：UAEリーグ（2008-09）
• - アル・ジャジーラ：UAEリーグ（2010-11）、UAEプレジデンツカップ（2010-11）

また、バレーは2007年にJリーグ優秀選手賞やベストイレブンに選出され、2008年にパンパシフィックチャンピオンシップ得点王に輝くなど、多くの個人タイトルも獲得しました。彼のキャリアは、サッカー界において数々の名場面を創出し、多くのファンに愛されました。

もう一度検索