ジャバ・ブレグヴァゼ

ジャバ・ブレグヴァゼ

ジョージア出身のプロラグビーユニオン選手、ジャバ・ブレグヴァゼ（Jaba Bregvadze）は、1987年4月23日に同国首都トビリシで生を受けました。フッカー（HO）を本職とする彼は、身長182cm、体重105kgという体格を持ち、フィールド上でパワフルかつ献身的なプレーを見せています。

代表キャリア

ブレグヴァゼ選手は、ジョージア代表「レロス」にとって重要な存在として長きにわたり活躍してきました。2022年3月時点で、彼は国際試合で67キャップを獲得しており、これはジョージア代表の歴史の中でも prominent な記録の一つです。また、ラグビーワールドカップには過去3大会（2011年ニュージーランド大会、2015年イングランド大会、2019年日本大会）連続で出場するなど、世界最高峰の舞台で自国代表を牽引しました。

クラブキャリア

クラブレベルでは、国内外の多くのチームでプレーしてきました。キャリア初期には、母国のヴィソル・コチェビやRCコチェビ・ボルニシで基礎を築き、その後はフランスの名門スタッド・トゥールーザンでもプレーしました。イングランドのウスター・ウォリアーズ、ロシアのクラスヌイ・ヤールクラスノヤルスクといった異なる国のリーグでも経験を積んでいます。

特に日本のラグビーファンにとって印象深いのは、スーパーラグビーへの挑戦でしょう。2017年12月、彼は日本を拠点とするサンウルブズの2018年シーズンに向けたスコッドに選ばれました。そして、2018年2月28日にキャンベラで行われたブランビーズとの試合に途中出場を果たし、ジョージア人として初めてスーパーラグビーのピッチに立つという歴史的な瞬間を飾りました。

サンウルブズでの挑戦の後、2021年にはフランスのSUアジャンに加入してプレーを続けました。さらに2022年には、日本の新リーグ「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」に参戦するクボタスピアーズ船橋・東京ベイへ移籍。同年4月17日に行われたリーグワン第13節、グリーンロケッツ東葛戦では先発出場を果たし、日本の国内トップリーグでも公式戦初出場を記録しました。短期間の在籍ではありましたが、日本ラグビー界にも足跡を残しました。そして、2022年9月からはラグビー・ヨーロッパ・スーパーカップに出場するブラックライオンに所属し、現在も活動を続けています。

人物像

ラグビーという激しいスポーツの世界で戦う一方、ブレグヴァゼ選手は家庭を大切にする一面も持っています。彼の趣味の一つは家族と過ごす時間であり、またプロアスリートとして欠かせないトレーニングも趣味として挙げています。長年のキャリアを通じて培われた経験と、ラグビーへの情熱は、現在所属するブラックライオンでもチームに貢献し続けています。

彼のキャリアは、ジョージアというラグビー強豪国から世界各国のリーグへと挑戦し、歴史的な記録も打ち立てた、国際色豊かな軌跡と言えるでしょう。

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