ジャパンドロイズ

ジャパンドロイズ（Japandroids）

ジャパンドロイズは、カナダのバンクーバーを拠点とするインディー・ロックバンドです。2006年に結成されたこのユニットは、ブライアン・キングとデヴィッド・プラウズの二人によって構成され、ドラムとボーカルのデュオとして活動しています。彼らの音楽はエネルギッシュで、聴く人の心を掴むスタイルが特徴です。

来歴

ジャパンドロイズの歴史は、2000年、ビクトリア大学での出会いから始まりました。キングとプラウズは、共通の音楽に対する情熱を持ち、瞬く間に親友となります。音楽の世界にのめり込んだ二人は、大学卒業後、バンドを結成することを決意しました。しかし、バンクーバーに引っ越しても新たなメンバーを見つけられず、最終的には二人だけで活動を続けることになります。

初期の段階で、彼らは2007年と2008年にそれぞれ『All Lies』と『Lullaby Death Jams』という2枚のEPをセルフ・リリースしました。これらの作品は、彼らの音楽スタイルの基礎を築くものでした。

2009年には、待望のファーストアルバム『ポスト・ナッシング』を発表し、この年の終わりには数々の音楽メディアでベストアルバムとして評価されました。名だたる媒体、Exclaim!やピッチフォーク、スピン、NME、ステレオガムなどが彼らのデビュー作を絶賛しました。

2010年にはツアーに追われる毎日を送り、次のアルバムの制作を見送ることとなりますが、翌年から再び活動を活発化させ、ファーストアルバムを手がけたプロデューサー・ジェシー・ガンダーとの共同で新たなアルバムのレコーディングをスタートします。

2012年には、セカンドアルバム『セレブレイション・ロック』をリリース。この作品もまた多くの称賛を浴び、ジャパンドロイズの名前を確固たるものにしました。その後、2017年にはサードアルバム『Near to the Wild Heart of Life』を公開し、さらに多くのファンを魅了しました。

そして、2024年には4枚目となるアルバム『Fate & Alcohol』のリリースが予定され、同時に解散も発表されました。これにより、彼らの10年以上にわたる音楽の旅が一つの区切りを迎えることとなります。

メンバー

• - ブライアン・キング (Brian King) – ギター、ボーカル
• - デヴィッド・プラウズ (David Prowse) – ドラム、ボーカル

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

• - 『ポスト・ナッシング』 - Post-Nothing (2009年)
• - 『セレブレイション・ロック』 - Celebration Rock (2012年)
• - 『Near to the Wild Heart of Life』 (2017年)
• - 『Fate & Alcohol』 (2024年)

EP

• - 『All Lies』 (2007年)
• - 『Lullaby Death Jams』 (2008年)

コンピレーション・アルバム

• - 『ノー・シングルス』 - No Singles (2010年) ※2枚のEPをコンパイルしたアルバム

来日公演

• - 2012年

- 7月29日 新潟 苗場スキー場 - フジロックフェスティバル

• - 2013年

- 2月18日 東京 Shibuya WWW
- 2月19日 大阪 CONPASS

まとめ

ジャパンドロイズの音楽は、観客を巻き込み、共鳴させる力を持っています。彼らの物語は、友人から始まり、アーティストとしての成長を経て、多くの人に感動を与えました。これからの彼らの音楽と、その影響を与えた旅路を振り返ると、インディー・ロックシーンにおいての重要性がいや増すばかりです。

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