ジャパンラグビートップリーグ2013-2014

2013-2014 ジャパンラグビートップリーグ：激動のシーズンとパナソニックの栄光

2013年8月30日から2014年2月11日にかけて開催されたジャパンラグビートップリーグ2013-2014シーズンは、リーグの大きな転換期を象徴する大会となりました。参加チーム数は14チームから16チームに拡大し、レギュレーションも大幅に変更。これにより、リーグ全体の競争は激化し、新たな戦いが繰り広げられました。

レギュレーション変更：2プール2ステージ制の導入

それまでの全チーム1回戦総当たり制から、今シーズンは大きく異なるレギュレーションが導入されました。1stステージでは、16チームが2つのプールに分割され、各プールで1回戦総当たり戦を行います。その後、1stステージの結果に基づき、2ndステージではプール編成が変更され、再び1回戦総当たり戦が実施されます。この変更により、各チームのレギュラーシーズン試合数は13試合から14試合に増加しましたが、すべてのチームが全チームと対戦するわけではなく、対戦しないチームが4チーム存在することになりました。2ndステージ開始時には、1stステージの成績に応じてボーナスポイントが与えられました。

チームの変動：昇格と降格

リーグ拡大に伴い、地域リーグからの昇格と降格がありました。福岡サニックスブルースが地域リーグに降格した一方、コカ・コーラウエストレッドスパークス、クボタスピアーズ、豊田自動織機シャトルズがトップリーグに昇格。リーグの勢力図は大きく変化しました。入替制度も変更され、自動昇格は1チーム、自動降格も1チームとなり、残りの昇格降格は入替戦で決定されることになりました。この入替戦は、トップリーグの下位3チームとトップチャレンジリーグの上位3チームによって争われ、熾烈な戦いが繰り広げられました。

プレーオフトーナメント：パナソニックワイルドナイツの優勝

レギュラーシーズンを1位で終えたパナソニックワイルドナイツは、プレーオフトーナメントでも圧倒的な強さを見せつけました。セミファイナルでは東芝ブレイブルーパスを大差で破り、ファイナルではサントリーサンゴリアスを下し、見事優勝を飾りました。これは、前身の三洋電機時代から数えて3シーズンぶり2度目の優勝となります。

入替戦：残留と昇格

入替戦では、トップリーグ13位から15位のチームがトップチャレンジリーグの上位3チームと対戦しました。その結果、コカ・コーラウエストレッドスパークス、NTTドコモレッドハリケーンズ、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスがトップリーグ残留を果たしました。一方、トップチャレンジリーグ1位の福岡サニックスブルースは自動昇格を果たしました。

表彰

2014年2月12日には、東京都港区の明治記念館で年間表彰式が開催されました。チーム表彰として、優勝チーム、フェアプレーチーム賞、ベストファンサービス賞が発表され、個人表彰では、トップリーグMVP、新人賞、最多トライゲッター、得点王、ベストキッカー、最優秀ベストホイッスル、ベストホイッスル、プレーオフトーナメントMVP、ベストフィフティーンなどが選出されました。

トップリーグ2013-2014シーズンは、リーグの拡大とレギュレーション変更という大きな変化を迎え、その中でパナソニックワイルドナイツが頂点に立ちました。このシーズンは、日本のラグビー界にとって大きな転換点となったと言えるでしょう。

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