ジャレ・バトゥンブア

ジャレ・バトゥンブア

フィジーが生んだパワフルなセンター、ジャレ・バトゥンブア（Jale Vatubua）は、1991年8月30日にフィジーのスバで生を受けました。現在、フランスのプロD2に所属するUSダクスでプレーしています。

プロフィール

恵まれた体格を持つ選手であり、身長は189センチ、体重は105キロを誇ります。主戦場とするポジションはセンター（CTB）であり、そのフィジカルを活かしたプレーを得意としています。チームメイトやファンからは「Ravisi」の愛称で親しまれています。

代表キャリア

国際舞台においては、祖国フィジーのナショナルチームの一員として活躍しています。2020年9月時点で、フィジー代表として19キャップを獲得しており、数々のテストマッチに出場しています。特に、世界のラグビー強豪国が集う祭典、ラグビーワールドカップには、2019年大会でフィジー代表のスコッドに選出され、大舞台でのプレー経験も有しています。国の代表として戦った経験は、彼の選手としての幅を大きく広げています。

クラブキャリア

バトゥンブア選手のキャリアは、ニュージーランドのワイカトや、スーパーラグビーのレベルズでスタートしました。南半球での経験を積んだ後、2012年にはフランスへ活躍の場を移し、当時トップ14に所属していたセクシオン・パロワーズ（通称ポー）に加入しました。ポーでは実に10年以上にわたりチームに貢献し、中心選手の一人として攻撃を牽引しました。世界最高峰とも称されるトップ14リーグで長期間にわたりプレーした経験は、彼のラグビーにおける深い理解と高いスキルを培う上で重要な期間となりました。そして、2024年には新たな挑戦として、プロD2のUSダクスへの移籍を決断。現在もフランスの地でプロ選手としてのキャリアを継続しています。

センターというポジションは、フィールドの中央で攻撃の起点となり、また強固なディフェンスラインを築く重要な役割を担います。身長と体重を兼ね備えたバトゥンブア選手は、突破力を活かしたゲインライン突破や、コンタクト局面での強さでチームに貢献します。また、フィジー出身選手らしいアジリティやオフロードパス能力も彼の魅力の一つと言えるでしょう。

長年のフランスリーグでの経験、そしてワールドカップでのプレーは、彼をより経験豊富で完成された選手へと成長させました。USダクスでの新たな環境で、どのような活躍を見せてくれるのか、今後の彼のキャリアからも目が離せません。

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