ジャンプ魂

ジャンプ魂（ジャンタマ）とは

『ジャンプ魂』は、2006年10号から2009年24号まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていた読者参加型のコーナーです。従来のハガキ投稿に加え、インターネットからの投稿を可能にした初の試みとして注目を集めました。インターネットを活用した読者コーナーは少年誌としては初の試みです。

特徴

ネット投稿の導入: パソコンや携帯電話から手軽にネタを投稿できるシステムを導入。これにより、読者層の拡大と投稿数の増加に貢献しました。
ジャン魂日本一決定戦: 読者が面白いと思ったネタに投票し、毎週「日本一」を決定する人気コーナー。読者の参加意識を高め、コーナーを盛り上げました。
レース制: 4ヶ月を1レースとし、各コーナーへの掲載に応じてポイントが加算され、総合得点を競う形式。読者の継続的な参加を促しました。

コーナーの流れ

1. ネタ投稿: ハガキまたはインターネットを通じて、読者がネタを投稿します。
2. 掲載・得点: 投稿されたネタが誌面に掲載されると、コーナーごとに定められた得点が加算されます。
3. 日本一決定戦: 読者はその週に気に入ったネタに投票し、得点とは別に日本一を決定します。
4. レース集計: 4ヶ月（1レース）ごとに総合得点を集計し、上位入賞者には豪華賞品が贈られました。

主なコーナー

ジャン魂日本一決定戦: 決められたお題に対して読者が回答を投稿し、面白いものを投票で決定するメインコーナー。
しょこたんパチブログ:しょこたんのブログのパロディコーナー
ジャンプファン魂: 究極のジャンプファンをテーマにしたコーナー
俳句魂: 面白い五･七・五の俳句を投稿するコーナー
マニア魂: あらゆるジャンルのマニアックな行動を考えるコーナー
しょこたん2コマ: しょこたんが描いた1コマに合う2コマ目を考えるコーナー
イニシャル魂: イニシャルの略を大喜利形式で答えるコーナー

その他にも、大喜利やイラスト投稿など、読者の創造性を刺激する様々なコーナーが設けられていました。

主要スタッフ

井沢どんすけ: 構成・原稿担当。「じゃんぷる」から継続参加。
山下シンイチロー: 7魂レース頃からドM変態キャラが定着。
しょこたん（中川翔子）: 歴代ヒロイン。イラストも担当。
みきPON（林未紀）: しょこたんの後任として7魂レースから加入。
中路でじお: 初代担当編集。
ピクシー嶋崎: 2代目担当編集。学生プロレス経験者。
ウッチー内田: 3代目担当編集。「To LOVEる -とらぶる-」も担当。
菊池晃弘: イラスト担当。

コーナーの変遷

コーナーはレースごとにテーマが設けられ、スタッフの衣装もテーマに合わせて変更されました。レース名は初期は「1st魂レース」から始まりましたが、「4魂レース」からは「4魂（よんたま）レース」と名称が変更されました。

コーナー開始前の仮タイトルは「J-1GP（ジェイワングランプリ）」でした。

2009年24号で『ジャンプ魂』は終了し、翌週からはリニューアル版の「ジャン魂G!」がスタートしました。

まとめ

『ジャンプ魂』は、インターネットを活用した読者参加型コーナーとして、少年ジャンプに新たな風を吹き込みました。読者の創造性を刺激する多様な企画と、読者と編集部が一体となってコーナーを作り上げるスタイルは、多くの読者に支持されました。

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