ジャンボボール

ジャンボボール

ジャンボボールは、石川県金沢市泉本町にかつて存在していたボウリング場で、1970年にオープンしました。北陸鉄道が運営しており、2018年の営業終了まで48年間の長い歴史がありました。このボウリング場は、北陸地域において多くのボウリングファンに愛されていました。

基本情報と施設

ジャンボボールには48レーンが設置されており、そのうち24レーンはバンパーレーンとして利用できるようになっていました。また、全レーンに自動スコアシステムが完備され、ファールラインセンサーも設置されていました。ボウリングのレーンにはプロ仕様のアンビレーンが使われ、ピンセッターはAMF社製の機器が導入されていました。ここは全国ボウリング公認競技場協議会から認定を受けた施設でもありました。

ボウリング場は2階にあり、1階にはミーティングルームが4室と屋内駐車場がひかれました。週に数回はさまざまなスポンサーが付いたボウリング大会が開催され、プロボウラーによるレッスンも行われていました。特に夏季にはボウリングセッターの見学イベントや、地元の金沢スカイホテルと連携したビアバイキングイベントなど多彩な催しが行われ、地域の人々に楽しむ機会が提供されていました。

競技場としての役割

ジャンボボールは地域のボウリング大会の中心的な会場ともなっており、1991年の石川国体ではボウリング競技が行われる場として利用されました。さらに、2013年10月には全日本新人ボウリング選手権大会のメイン会場としても選ばれ、多くの選手たちがこの場所で戦いを繰り広げました。

営業終了と跡地の再開発

2017年4月、北陸鉄道はジャンボボールの営業を2018年3月31日に終了することを発表しました。営業終了当時、ジャンボボールは48年の歴史を誇っていましたが、地域の需要の変化や経営の難しさから閉店に至りました。営業終了後、ボウリング場の跡地は再開発される計画が立てられ、最初は北陸ミサワホームが関与する予定でしたが、その後、大和ハウス工業主導での再開発へと方針が変更されました。

2021年に跡地は複合商業施設「コレクトパーク金沢」として生まれ変わり、スーパーマーケットの大阪屋ショップが核となる形で開業しました。この施設は、スギ薬局を含む合計8つのテナントから成り立っており、地域の新たな中心地として親しまれています。なお、これらの土地は北陸鉄道が所有し、運営は三菱HCキャピタルプロパティが行っています。

まとめ

ジャンボボールは、石川県金沢市において長年にわたり地域住民や訪問者に愛されてきたボウリング場でした。多彩なイベントや大会を通じて多くの人々が集い、ボウリングを楽しむ場としての役割を果たしていました。閉館後は新たな商業施設として生まれ変わり、今でも地域に貢献しています。

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