ジュ ブリーレ 鹿児島

ジュ ブリーレ鹿児島（Je Vrille Kagoshima）

ジュ ブリーレ鹿児島は、かつて存在していた女子サッカークラブであり、鹿児島県鹿児島市を本拠地としていました。このクラブは、1992年に鹿児島県初の女子サッカークラブ「FC ASAHINA」として設立され、その後多くの変遷を経て2019年にアサヒナFCとして独立しました。2023年には解散を迎えました。

概要・歴史

FC ASAHINAと名乗っていた当クラブは、設立から11年後の2003年に少年サッカークラブ「鴨池フットボール」と合併し、「鹿児島鴨池フットボールクラブアサヒナ」となりました。これにより、より多くの地域から選手たちが集まり、チームの規模が拡大しました。1997年から九州女子サッカーリーグに参加し、2005年にはリーグで2位を獲得、その翌年には初めての優勝を果たしました。

優勝を機に全日本女子サッカー選手権大会に出場し、日本女子サッカーリーグへの加盟を模索しますが、資金不足から申請が見送られることもありました。2007年には連続して優勝を果たし、リーグ加盟申請が認められ、2009年には「ジュ ブリーレ鹿児島」という新名称に改称しました。この名前には、鹿児島を象徴する希望の光として、さらなる勝利への願いが込められています。

2010年からは、なでしこリーグへの参加権を得る資格を持ち始め、徐々に名実ともに成長を遂げますが、2013年には厳しい状況に直面します。主力選手の移籍が相次ぎ、リーグでの成績も振るわず、最終的に九州女子リーグに降格を果たしました。この年、責任を取る形で代表兼監督が辞任し、新たな体制での再起を図ることになります。

監督が変更され、チームは九州女子リーグに復帰したものの、2015年には厳しい成績が続き、シーズン終了後に再び監督が退任します。その後も九州女子リーグに参加し続けましたが、2018年には23年ぶりの県リーグ降格となりました。2019年にはアサヒナFCとしてフットボール部門が独立し、鹿児島県女子リーグに参戦しましたが、九州女子リーグ昇格には至りませんでした。

2020年度以降は新型コロナウイルスの影響により、活動が停滞し、選手やコーチの退団も相次ぎました。最終的に2023年3月に解散が決定され、長い歴史の幕を閉じました。

チームの成績

クラブの成績は、リーグ戦での勝ち点に基づいて評価されます。2008年のシーズンは準加盟として参加し、ユニフォームは赤が基調でした。

チーム名の変遷

• - 1992年 - 2002年: FC ASAHINA
• - 2002年 - 2008年: 鹿児島鴨池フットボールクラブアサヒナ
• - 2009年 - 2023年: ジュ ブリーレ鹿児島

歴代監督

• - 出口泉（2008年 - 2013年）
• - 山口純（2014年 - 2015年）

このような歴史を持つジュ ブリーレ鹿児島は、地域に根ざした女子サッカーの重要な存在であり続けましたが、最終的に解散に至ったことは多くのサッカーファンにとって残念な出来事と言えるでしょう。

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