ジュビリー (マーベル・コミック)

ジュビリー（ジュビレーション・李）

ジュビリー（本名ジュビレーション・リー）は、マーベル・コミックに登場するスーパーヒロインです。1989年8月の『アンキャニィX-MEN』#244で初登場しました。

プロフィール

本名: ジュビレーション・リー
初登場: 『アンキャニィX-MEN』#244 (1989年8月)
作者: クリス・クレアモント、マーク・シルベストリ
能力: 爆発性のエネルギー火花を生成

来歴

ジュビリーは、カリフォルニア州ビバリーヒルズで裕福な中国系アメリカ人の両親のもとに生まれました。オリンピックを目指せるほどの才能ある体操選手でしたが、両親が暗殺されたことで人生は一変します。孤児院を逃げ出した後、ハリウッドのショッピングモールに隠れ住み、生きるために食料を盗んでいました。

ショッピングモールの警備員から逃げる際に、ミュータント能力が発現。相手を眩ませ、爆発するエネルギーの花火を作り出す能力で窮地を脱します。その後、その能力でモール客を楽しませてお金を稼ごうとしますが、モールの依頼で派遣されたミュータントハンターに捕えられます。しかし、偶然買い物に来ていたX-メンによって救出され、彼らと行動を共にするようになります。

オーストラリアのX-メン基地に身を隠した後、ウルヴァリンがリーバーズに捕らえられているのを発見し、彼を救出。以降、ウルヴァリンと行動を共にすることが多くなり、彼のサイドキック的な存在となります。その後、エグゼビア教授の元に預けられ、X-メンの一員として様々なミッションに参加。X-メンのジュニアチーム、ジェネレーションXにも参加し、リーダーシップを発揮しました。

しかし、M-day事件によってミュータント能力を失い、その後吸血鬼化するという苦難を経験。近年では吸血鬼としての衝動を抑えきれなくなることがあり、ウルヴァリン達と距離を置くことも多くなっています。

能力

ジュビリーは、指先からエネルギーを放出して、明るく輝く小さな火球（花火）を発生させる能力を持っています。この花火は、形状や動きを自在にコントロールでき、爆発の威力も調整可能です。ジェネレーションXの教官だったエマ・フロストは、彼女の潜在能力を「素粒子レベルで物を爆発させるほど」と評価しています。また、初期にはテレパシーに対する免疫も示唆されていましたが、この設定は現在では忘れられています。

人間関係

ウルヴァリン: サイドキックとして行動を共にすることが多く、父親のような存在。
X-メン: 家族のような存在であり、信頼できる仲間たち。
イリアナ・ラスプーチン: 親友。

他のバージョン

ジュビリーは、様々なパラレルワールドや異なる時間軸にも登場しています。

MC2: X-ピープルというミュータントヒーローチームのリーダー。
エイジ・オブ・アポカリプス: ガンビット率いるXターナルズの一員。
ミュータントX: ヴィランチーム・マローダーズのリーダー。

メディアでの登場

ジュビリーは、アニメシリーズや映画など、様々なメディアに登場しています。

アニメ: 1992年のX-メンアニメシリーズでは中心的なキャラクターとして活躍。
映画: X-MENシリーズでは、カメオ出演や端役として登場。

まとめ

ジュビリーは、爆発性のエネルギー火花を操る能力を持つ、マーベル・コミックの人気スーパーヒロインです。X-メンの一員として数々の戦いを経験し、成長していく姿は多くのファンを魅了しています。ミュータント能力の喪失や吸血鬼化など、数々の苦難を乗り越えながらも、常に前向きに生きる彼女の姿は、多くの人々に勇気を与えています。

もう一度検索